約束とクレーム

 

約束……
それが、
〇実印を捺印し、
 印鑑証明書を添付した正式な契約書
〇出勤時間などの社内規則
〇口約束

どれであろうが、
複数の人の合意事項であることに
変わりありません。

 

ですから、
一方的に約束に違反すると、
クレームが発生し、

〇収束させるために右往左往するか
〇新たな約束をするか
〇無視をして信用を失うか

いずれかの事態に追い込まれてしまいます。

「それで? 大家さんと何か関係あるの」

大家さんと店子さんとの約束、
それは、言うまでもなく
建物賃貸借契約です。
大家さんと店子さんの権利と義務を
簡単に記載すると、以下の通りです。

☆店子さんは、
 決められた家賃を決められた期日に
 入居している限り、払い続ける。

☆大家さんは、
 建物賃貸借契約に記載された設備の稼働を
 店子さんが入居している限り保守管理し、
 維持に努める。

ただ、双方ともに、
約束を守り続けるには努力必要です。

店子さんも、入居当初は、
家賃の不払いなんて予想していません。
ただ、事情は様々で、
支払いが遅れることもあり得ますし、
滞納が続くこともあるでしょう。

「大家さんはないでしょ。
 なんたって、貸家を貸すだけなんだからさ
 もう、貸してるしね」

ところが、
貸家も経年劣化により、

〇防水機能が落ちたり、
〇設備が正常に機能しなくなったり、
〇建具に軋みが生じたり、

大家さんの意思に関係なく、
貸家に不具合が生じてしまい、
店子さんからクレームを受けることは、
まま、あります。

そんな時、無視はいけません。
先延ばしは避けてください。
そして、最もダメなのは、
店子さんの責任に転嫁することです。

仮に、
店子さんの使用方法に問題があり、
設備が悪くなったり、
配水管が詰まったり、
水漏れが生じたり
したのかもしれません。

ただ、
推定無罪です。

原因がはっきりするまでは、
店子さんは、云われなきクレームに
遭遇した被害者ですから、
建物賃貸借契約時の生活環境を
享受できていないのです。

クレームの解決にはスピードです。
特に着手までの時間が肝要です。

約束は、守り続けるからこそ力を発揮します。

特に、立場の強い人間、
大家さんは店子さんと比較すると、
断然強いのですから、
約束を守るべき立場です。

だからこそ、
滞納家賃には厳しく臨めるのだと
ご認識ください。

それから……。

「まだあるの? もう、お腹いっぱいだよ」

今少し、お付き合い願えれば幸いです。
約束を一般概念で申し上げると、
時間が大きなポーションを占めます。

〇出勤時間
〇納期
〇面会期日

どれも、時間が主役です。

こんな時、
時間ピッタリに人は目標を定めがちですが、
これは、もったいない。

「なんで? 約束でしょ。
 時間ピッタリって美しいでしょうよ」

いえ、
そもそも、時間ピッタリ、
言い換えるとギリギリの時間を
目標にされる方の多くは、
多少、遅れたとしても大丈夫。
きっと、許してくれるとの甘えが
見え隠れします。

事実、
そうした方々は、
そんな概念で口約束をし続け、
遅れたりしても、乗り切ってこられた……。
それで、
ルーズな癖が身についてしまったのです。

例えば、朝9時の出勤だとして、
それが最終時間ですから、
その前は、自由です。
8時50分に来ようが、
8時30分に来ようが、
はたまた
7時ジャストに来たとしても、
何の咎めもない。

9時周辺に的を絞るからこそ、
慌ただしい、忙しない、余裕のない、
早朝となる。

時間厳守!

その言葉を、
別方向から見ると、
時間前なら自由!となる。

これは納期にしても
面会時間にしても同じこと。

人は、目標時間を定めると、
結果は、
遅れたり、
遅れなかったり、
当たるも八卦、当たらぬも八卦と
なりがちなのです。

 ((時間厳守以前はフリータイム!))

ご活用くださると、幸いです。

 

藤 山 勇 司

カテゴリー: 全記事, 大家業, 生き方 パーマリンク