５６歳を迎えて想うこと

森保ジャパン！
アジア杯、決勝進出、おめでとうございます！！　

『大迫半端なぁああ～い』

昨年、
　☆受けを狙ったのか、
　☆悔しかったのか、
　　そして、
　☆心の底から驚いたのか、
　

その真相は分かりませんが、
時代を超えて残るフレーズを
吐き出した
高校時代のライバル選手の
似顔絵のＴ－シャツも
記憶に新しい平成最後の新年。
　

またしても
ドイツのブンデスリーガ、
ブレーメン所属の
大迫選手は、後半戦、
イランゴールを初っ端に
流れの中で揺らし、
ハンドから獲得したＰＫも決めて
２点先取！
　　

その後はアディショナルタイムに
原口選手が決め、
終わってみれば、
　日本３　ＶＳ　イラン０
の完勝でした。
ケガで戦列を離れていた
大迫選手がいなければ、
昨夜の試合はどうなっていたのか。

やっぱ、

『大迫半端なぁああ～い』

この一言が
隙間もなくハマります。

躍動する身体、
ほとばしる闘気、
歓喜に湧く集団、

時代を
５年、１０年
２０年、３０年遡り
彼らと同時代の頃を想い、
そして、今と見比べてみました。

「サッカーでもやってたの？」

いいえ、
若い頃の私は、
競技スポーツとは無縁。
ですが……

「なに？」

揉め事があれば、
火の粉を払うと言い訳をしながら
自ら首を突っ込み
手を下す必要のない争いを繰り広げ
鉄の味のする酒を煽っていました。

彼らの
誇らしい姿を
真正面から
見ることなど
出来ぬ有様です。

「今もそうなの？」

滅相もありません。
家庭を持ち、
子宝を３人も
天から頂いた身に
そんな無鉄砲な
行動など
許されるはずがありません。

そして、
子供の成長する姿は
この世で存在を許される時が
刻一刻と短くなってゆくことを
痛感します。

「なんで？」

　
私のオヤジが亡くなったのは、
平成１４年１２月……
昭和５年の早生まれでしたから、
満７１歳でこの世を去りました。

　
仮に、
オヤジの歳まで
生きたとして、
あと１５年です。

「そんな先のことを考えても仕方ないでしょ。
　ケセラセラじゃないの？

　それに１５年あるなら
　いろいろできるでしょ。
　ケンタッキーの創業者だって
　６０歳から起業したって聞いたよ」

どうでしょ。
１８歳まで
仁義なき戦いで有名な
広島県呉市で生まれ育ち、
『力こそ正義』
の中で生きた身としては、
いかに振り払っても、
「死」は身近な存在です。

事実、
２年前の１月２０日には
腸ねん転から腸閉塞にかかり
体温は３３度を下回り、
救急医療の墨東病院で
小腸を５０ｃｍ切除！
　　
小一時間
手術が遅ければ、
この世を
卒業していました。

生きる力が
抜け落ちていることが
はっきりと分かりました。
（脊髄注射しますからね、
　チクッとしますよぉ～）

手術台の上で
意識を失う瞬間、
私は
子供３人の守護霊（いるとしたらですが）に
ディールをしかけました。

「守護霊に取引ぃ～？
　半端ねぇ～
　聞いたことないね。
　どんなことしたの？」

『いるだろ。
　よ～く聞いてくれ
　今、オイラが
　この世からいなくなったら、
　困るのは
　子供たち３人だ。
　そうなったら、
　守護霊のあんたらも
　面白くねぇだろ。
　　
　あと５年、
　生かしてくれねぇか
　そしたら、子供３人の
　人生の基盤はしっかり整備する。
　殺すか生かすか伸ばすか
　どうするかは、
　守護霊のあんたらが
　決めてくれ……
　もう意識がなくなぁ……』