『日々是好日』
西暦949年に没した、
中国唐代の禅僧である
雲門文偃(うんもんぶんえん)禅師の言葉です。
時代を超えて残り続ける教訓や教えは、
読み手や受け手により違った姿を見せるものが多く、
「日々是好日」も同様です。
皆さんはどのように受け取られるでしょうか?
ありのままに解釈するならば、
「日々が平穏で無事である」です。
ややもすると、風任せ運任せです。
ですが、
「今生きている一瞬一瞬に力を注ぎ、
一生懸命に生きてゆく」
と、思えるのは私だけでしょうか。
兼業大家さんの生き方は、
「日々是好日」
を実現させるための実現可能な努力です。
会社の業績の浮き沈みや、
身体の体調の良し悪しに、
全てを委ねるのではなく、
別の独立した柱を自ら打ち立てる!!
これこそ、兼業大家さんの醍醐味であり、成果です。
ただしっい!!
大家さん業務の日常は1にも2にも『管理』です。
物件管理がいい加減だと、
経営は揺らぎ、
店子は退去し、
仲介業者からは嫌われ、
物件を手放し、
借金に押しつぶされかねません。
管理は物件を所有し続ける限り続きます。
つまり、所有したままで死ぬと、
管理業務は当然のことながら遺族に引き継がれてゆきます。
「日々是好日」を私なりの言葉にするならば、
「当たり前に働き、当たり前に暮らす」
豪遊なんていりません。
身の丈を外れた地位や名誉もいらない。
安定した、働く場所と暮らしがあればいい。
兼業大家さんの切なる願いを実現するには
「管理業務」をしっかりと身につけること。
共に学んで行ければと願っています。
藤山勇司