戦いは、常に正義の御旗の元に勃発します。
「せいぎ? って、正義のことかい」
はい。
””自分が正しい! 相手は間違っている! オレが正義だ。相手は悪だ””
の、正義です。
これは、何も人間だけでなく、あらゆる動植物においても日夜行われています。
例えば、ミツバチの巣に襲い掛かるスズメバチ……
「そりゃ、ミツバチに正義があるでしょ。ミツバチは平和に暮らしているだけなのに、
ミツバチの巣を全滅させに来ているんだからさ」
確かに、
ミツバチの正義は、分かりやすい。
しかしながら、
スズメバチにも種族の運命がかかっています。
餌を獲ってこなければ、一族の幼虫は飢えてしまいます。
豊富な餌を常に供給することこそ、スズメバチの正義!
結果、ミツバチとスズメバチの戦いの火ぶたは切って落とされ、
数匹のスズメバチのみであれば、
ミツバチの兵士は、集団でスズメバチを覆い隠し、
身体を激しく振動させ、温度を高め、スズメバチを蒸し焼きにします。
そして、スズメバチの数が多い場合は、
毎日のようにミツバチを肉団子にして巣に持ち帰るわけです。
「ふ~ん。まぁ、昆虫の世界でしょ。
哺乳類の人間とは別世界ですよ」
では、哺乳類であるオオカミに正義はあるでしょうか?
「オオカミ?
あるわけないでしょ。
か弱い草食動物を集団で襲う害獣ですよ。
事実、二ホンオオカミも絶滅したし、
残ってるのはさ、ロシアのオオカミぐらいでしょ。
童話の世界でもオオカミは敵役。
”赤ずきんちゃん”
”三匹の子豚”
”オオカミ少年”
でも、悪者じゃない。
あいつらに、正義なんてない。
いない方がマシの代表格だよ」
そうとは言い切れない。
いえ、むしろ、オオカミなくして貴重な食物連鎖は、途絶えてしまうことが
徐々に理解され始めています。
「んなこと、聞いたことがないな」
アメリカのイエローストーン国立公園。
寓話の世界のオオカミはアメリカでも恐怖の対象でしたから、
猟師やスポーツハンターに地方政府に雇われた猟師は、
こぞってオオカミを撃ち続け、
20世紀初頭にはイエローストーンからオオカミは根絶されました。
「平和になったんだ。良かったじゃない」
ところが、
徐々に生息範囲を広げた大型のシカ、エルクの食害が
奥深い森を荒廃させました。
幼い幼木を食い荒らされ続けた原生林は勢いを無くし、
保水力を失った大地から表土が流れ出し、
むき出しとなった大地には、小動物も生きられず、
川は氾濫し、ビーバーも生息できなくなり、
かっての豊かな森は、姿を一変させました。
「で、どうなったの?」
アメリカ公園局と魚類野生動物局は、
様々な対策を打ち続けましたが、どれも効果を得ることができませんでした。
そこで、最後に残った秘策こそが、
恐怖の対象であったハイイロオオカミの導入。
今から25年前の1995年……
カナダ生まれのオオカミ17頭をイエローストーンに解き放ったのです。
「大丈夫だったの?」
当然対策を打ちました。
導入したハイイロオオカミにはビーコンをつけ、
その位置を確認し、
致命的な障害があれば、いつでも排除できる態勢の裏付けがありました。
「で……、どうなった?」
17頭解き放ったハイイロオオカミは10倍の170頭に、
オオカミは10頭前後のグループに分かれ、
2万頭強いたエルクは1万頭弱……。
酷い食害で勢いを無くしていた森は復活しました。
表土は徐々に溜まり、下草が増え、小動物が生息領域を拡げ、
川は氾濫を弱め、深さを増し、
ビーバーも戻って来ました。
イエローストーンの森にとって、
食物連鎖の頂点に位置するハイイロオオカミは
「救い主」だったのです。
「へぇ~、そういうことって、あるんだ。
でも、実際の戦争はどうよ?
第一次、第二次世界大戦とか、
やっぱ、正義は戦勝国側にあるでしょ。
テロにしても、あれは正義とは言えないでしょ」
ミツバチとスズメバチと同様です。
それぞれの生息域争いであり、
どちらの人々にもそれぞれの正義がある……
だからこそ、妥協ができず、
片方が白旗を掲げるまで、
戦いは続いてしまいます。
「じゃ、米中のこれからはどうなるの?
2年前に始まった、貿易戦争はさ、
領事館廃止合戦になったじゃない。
ついこないだのさ、
ポンペオ国務長官なんて、
ニクソン記念図書館で演説したでしょ。
あれには驚いたね……
だって、
習近平をケチョンケチョンに否定したでしょ。
「既に否定された全体主義の信奉者である」
とか、
「圧政に苦しむ中国民は体制変換に踏み出すべきだ」
って、
完全に習近平体制の中国共産党をさ、
””自由世界全体の共通の敵!””
扱いだもの。
一体全体、日本はどうすりゃいいの?
どっちにも正義があるならさ、
中立の立場を模索するべきなのかな」
もちろん、
ポンペオ国務長官を筆頭に否定された
習近平総書記にも正義があります。
彼の正義を一言で言い表すと
『中国の夢の復興』
です。
中国は、
もともと、世界の中心だった。
それを、
アヘン戦争でイギリスに国力を削がれ、
日本には国土を蹂躙され
第2次世界大戦以後は
世界経済から、隔離され。
鎖でつながれ続けた。
ニクソンにより
米中国交正常化されたと
アメリカが恩付けがましく言うが、
当然だった。むしろ遅いくらいだ。
中国の発展は、
日本からのODAや技術援助?
当たり前だ。むしろ少ないくらいだ。
なぜ、中国に跪かない?
いつも偉そうに。
アメリカの後ろ盾がなければ、
ケチョンケチョンにやっつけてやるのに……
おそらく、
上記が習近平総書記の胸の内。
そして、
2年以上前には、
世界の工場と化した中国は自信を深め、
オバマ大統領に世界2分論を提案するまでになったのです。
中国古来の戦略の中心は
「調略」
です。
これぞと狙いを定めた人物に対し、
金と女と地位で
陥落させ、手駒にしてしまう。
手駒が反旗の色を示すと……
「いいんですか?
ワイロを受け取ったことバレたらどうなるでしょう?
手籠めにした女性の数々、奥様やお子様の知ることになったとしたら……
いえいえ、
決して、当方が何かをするなんてありません。
ただ……
こちらと何も関係がなくなるとしたら、
かばいだて出来なくなってしまいます。
それよりも、こちら、前回、お手伝い頂いた報酬の追加です。
これからも、持ちつ持たれつでやってゆきましょうよ」
こうした、
作戦を
〇政治家
〇ジャーナリスト
〇高級官僚
〇警察幹部
〇科学者
〇テレビ局
〇新聞社
〇ネット企業
〇映画会社
などなどに、
ピンポイントで狙いを定めているわけです。
そこで活躍するのが
「スポッター」
です。
誰に狙いを定めるべきか、
詳細な資料を作成し、
中国に渡します。
彼らは資料作りだけですから、
左程、良心が痛むことはない。
ワイロやハニートラップを仕掛ける部隊は又、別に存在します。
こうした、
ホットウォーの戦争ではない、
『 超 限 戦 』
に長けているのが、中国伝統のふるまいです。
結果、
アメリカが威信を傾けている
新型ウィルスのワクチン開発情報に手を伸ばした、
中国に対し、
72時間以内のヒューストン領事館廃止を打ち出したのが事の真相です。
「だったら、中国が悪か……
でも、中国はなんで、そんなことばっかりするの?」
正面切って、戦えば、敵わないことを痛いほど知っているからです。
戦って勝つのは、
損害を覚悟しないといけない。
戦わずに勝つことこそ、最上の勝利!
これが歴代の中国政権に流れるベースと言えるでしょう。
結論から申し上げれば、
すでに、
第三次世界大戦の導火線に火はつけられたと言って良いでしょう。
こうした大戦が
ずっと続くかと言えば、数年で終ります。
10年続くことはありません。
ところが、
その大戦の後の50年前後は、
戦勝国有利の政策が施行されることになる。
どっちつかずの戦略は許されない。
コウモリのような中立の立場を取ると、
どちらからも、
「敵」扱いされるのが世の習いです。
「よ、予想言ってみてよ。
いったいどうなるの?」
確率の一番高いケースを一つだけ申し上げますと……
1.双方追加の領事館封鎖が行われる
2.中国共産党のテロ支援や政界工作が次々と暴露される
3.ウイグル収容所の実態映像が世界中に拡散され、アメリカ議会や国連で報告される
4.香港のドルペッグ制が3年の期限付きとアメリカ政府から発表される
5.南シナ海でベトナム漁船、もしくは石油掘削船が妨害を受け、死傷者が出る
6.南シナ海の違法占有がG7で決議される
7.アメリカが台湾を国家承認し、同盟が締結される
8.中国の反発がある
9.南シナ海の中国が領有を主張する岩礁の一つが空爆される
10.習近平氏が謎の急死を遂げ、新生中国共産党と有士連合の間で戦後処理が話し合われる。
結果 :
〇チベット・ウイグルの独立
〇香港の永久二国制度の確約
〇台湾の国家承認
〇南シナ海の放棄
11.和解案に反発した各地の軍閥により内乱が起こり、3~5か国に分裂……。中国国内で核爆弾が幾つか爆発
12.国連が仲裁を申し出るが、それぞれが拒否する。
「う、嘘だぁ~、
めちゃくちゃ言ってるよ」
その通りになるとは申し上げていません。
これまでの経緯。
そして、中国とアメリカ双方の正義
をぶつけ合うと、
上記に記したシナリオの確率が高い。
アメリカを筆頭とする
金融財閥は、
暗号通貨をベースにした
デジタル人民元の普及を
絶対に阻止したい。
南シナ海の石油利権を
中国に渡すと、
エクソンモービルを筆頭とした
サウジアラビアを含めた
石油財閥は、中国を破滅に追い込みたい
アメリカ軍及び、
軍事産業は、
地域紛争はウェルカムだが、
南シナ海に中国の潜水艦基地が
作られると、
深度が深い海底があるため、
探知されずに太平洋に
中国の原子力潜水艦が出入りできるようになる。
そうなると、ニューヨークやサンフランシスコ沖に
ひょっこり浮上……
いつ、核ミサイルを撃ち込まれるか
わからない恐怖におののきたくない。
ここで、中国の軍事力を無力化したい。
アメリカ、
いつもはロックやポップにラップと
陽気ですが、
主敵を合意すると、
まぁ、モノスゴイ!!
そこまでやるかと、味方陣営が鼻白むほど、
徹底的に、残酷になれる国民性です。
日本、
中立の立場は許されません。
覚悟が求められています。
ニューヨーク記念図書館における演説を聞き終えて
藤 山 勇 司
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