建物の築年数、
法改正によって
使われている建物の素材が
大きく変化している年があります。
物件を購入する際には
チェックする必要があります!
必ずチェックしなければならないのは2つ、
一つ目は新耐震基準、
新耐震基準とは、1981年(昭和56年)に
改正された耐震基準です。
旧基準では
震度5程度の地震に耐えることができる
住宅とされていましたが、
新耐震基準では
「震度6強以上の地震に耐えうる住宅」
と改定されています。
改正の後、その効果はものすごいものがありました。
たとえば、
阪神・淡路大地震においては、
旧耐震基準で建設された建物は
30%強が大破しましたものの、
新耐震基準以降の建物は2%弱です。
2つ目は水道管の素材です。
硬質塩ビ管の普及以前、
水道管は鉄管、もしくはライニング鋼管です。
通常、鉄管は20年毎に交換する必要があります。
そのまま放置すると、
継ぎ目や曲り角がさび、赤水が発生します。
サビが進むと水道水を飲むことが出来なくなり、
店子への健康被害を発生しかねません。
昭和60年代以降の水道管であれば、
硬質塩ビ管の可能性が高いものの、
完全に硬質塩ビ管に置き換わったのは平成以後です。
水道メーターを開き、
導入管の材質を確かめる必要があります。
法改正前に建てられた物件を購入するときは、
リフォーム費に
設備の更新費用を必ず入れておいて下さい!
藤山勇司