あと、一週間ほどで
50㎝の小腸切除から
半年になります。
2時間、
わずか、120分、
手術が遅れていたら……。
壊死した小腸は腹の中で破裂。
紙一重でした。
あの日、
平成29年1月15日は、
長男のセンター試験2日目でした。
一緒に朝食を食べ、
弁当を持たせ、
「頑張れぇえ~」
と、
応援団の真似事をし、
オチャラケテいたのに。
その夕刻には、
手術台に乗っていたのです。
忘れようとしても、
忘れられるものではありません。
腹を見れば、
「く」の字に曲がった、
17針の手術跡が
くっきりと残っています。
退院したのは、
1月18日。
その翌日から、
ウォーキングを開始し、
もうすぐ半年が経過しようとしています。
こうして文章を作成できるのも、
買い物にスーパーに行けるのも、
お弁当、朝食、昼食、そして夕食に
鍋やフライパンを振れるのも、
そう、
健康だからこそ。
しかも、
その多くが
内臓機能にあることを、
思い知らされました。
小腸を切除するまで、
私は溜まりに溜まった、
内臓脂肪を減少させるため、
腹筋運動を
600回~800回やっていました。
毎日です。
時間は30分から40分
かかっていましたが、
苦になりませんでした。
((きっと、少なくなる。
これだけやっているんだから))
人によっては、
「先生、腹筋運動のやりすぎですよ。
それがいけなかったんじゃないですか?」
とお尋ねになる方もいらっしゃいます。
実際、医師にそうお聞きしたところ、
柴田恭兵ばりに
『関係ないね』
と、返されるのですが、
私自身も懸念し、
復帰後は、
長時間の腹筋運動は、
していません。
その代わりと言ってはなんですけど、
毎日7キロ強、歩き、
懸垂をし、
プッシュアップを続けています。
薬の代わりのつもり。
何かをしていないと
不安なのが本音です。
今、
この世を卒業するのは
心残りすぎます。
子供達は、
社会人になるには
まだ早すぎる。
私がいた方が、
少しは助けになることでしょう。
そして、
貸家主義の会は
生まれたばかりです
テキストを充実させ、
私以外の講師を
数多く誕生させ、
私抜きでも
自立できるように
するのが、
貸家主義の会を
発足した
私の責任であろうと
考えています。
命の残高、
貯金通帳のように
確認できるものでは
ありません。
ただ、子供貯金でしかないのかもしれませんが。
1日500円玉貯金に過ぎないのかもしれませんが、
毎日7キロ強のウォーキングと
少しばかりのトレーニングは続けようと思っています。
来月の
引き落としで
残高ゼロに
ならぬように。
とにもかくにも、
あわてず
あせらず
あきらめず
一歩
一歩
歩んでまいりますので、
今後とも、
宜しくお願い申し上げます。
復帰後半年を迎えるに、あたり。
藤 山 勇 司