お墓参り と 集団意識

熱闘甲子園、真っ最中の日本!
一方で、多くの方は
お盆で帰省し
お墓の前で
頭(こうべ)を垂れ、
手を合わされています。

(( 合 掌 ))

私も
独り身であった
26歳から
お盆に限定してはいませんが、
毎年、
先祖の眠る
山口県萩市のお墓に
参っています。

 

「へぇ~
 顔に似合わない……
 って、言うか
 なんでさ、
 東京から山口まで。
 それに、広島出身じゃなかったけ?」

 

生まれ育ったのは、
菅原文太さんの代表作、
『仁義なき戦い』
の代表作の主戦場である
広島県呉市です。
ですが、
両親ともに萩の出身ですから、
ご先祖の墓も
当然、萩の地です。

巷では、
お墓を
出身地から居住地近くに
移す方々が
多くいます。
ただ……

 

「ただ、何?」

 

考え方には様々あることは
存じています。
しかしながら、
お墓に
眠るご先祖様は、
生まれ過ごした郷里の地で
眠りにつくと
信じ、人生を卒業された……

子孫の都合で
便利がいいからと、
無暗やたらと、
お墓を移動させるのは
いかがなものか。

そうした考えのもと、
子孫の1人である私は、
特に、私は旧・藤山家の3男ですから、
お墓の移動など、
考える余地もなく、
 
お墓を祓い清め
榊を入れ替え、
線香をお供えし

手を合わせています。

 

「ふ~ん、
 1人で行ってるの?」

 

家族5人、共に参っています。
勿論、
家族にも
家族の都合がありますから、
一緒に行けない時には、
時間を変更して、
1年の内のどこかで
同行できなかった家族も
墓参しています。

 

「いつもお盆なの?」

 

ハワイで夏を過ごす年は12月、
日本にいるときは、8月のどこか。
お盆は意識していません。

 

「なるほどね
 でもさ、
 お盆じゃなくても
  ご利益ってあるの?」

 

ご利益?
う~ん、
ご先祖様は
生きている間、
艱難辛苦を乗り越え、
社会に貢献され、
子孫である私たちに
つなげていただいた……
ですから、
お願いをすることなんてありません。

お墓の前で
心に浮かべるのは、

((しっかり生きてまいります。
 お見守り頂ければ、幸いです))

でしょうか。

そんなご先祖さまからの
ご利益よりも
過去に
共に生きた
お身内が
眠るお墓の前に立つと、
その圧倒的な存在感から

残された人生を
如何に生きるか……
意識、無意識、
双方が刺激を受ける。
それが一番の
ご褒美ではないか。
そう考えています。

家族も
同じことでして、

妻は
私の生い立ちを
理解し

子供たちは、
いつもと違う場所で
親戚やお寺さんと話す
私達を見て、
一人で生きているのではない。
先祖と繋がっているのだと、
当たり前に
捉えてゆく……
これが、
子供たちにとっては
一番の
ご褒美でしょう。

考えて見れば、
お墓参りを文化に
しているのは
約6000種の哺乳類
約9000種の鳥類
約95万種の昆虫
約27万種の植物
その他もろもろ、
おおよそ500万~3000万種の生物の中で
人類だけ。

お墓参り、
その前提である埋葬文化の歴史は、
古いようで新しく、
凡そ、12万年前と考えられています。

 

「いやいや、
 めっちゃ古いじゃん」

 

地球に生命が誕生したのは、
38億年前とされていますから、
種の進化の過程から
考えると、
12万年前は
瞬きをした程の時間とも言えるでしょう。

おそらく……

 

「おそらく、
 どうしたの?」

 

埋葬文化、
そして
それに続くお墓参り。
その頃から、
人類の文化は、
先祖から子孫に
伝承されるようになったのではないか?

そう考えています。

 

「なんで?」

 

時の流れを
意識するように
なったからと
言えば、
お分かりいただけるでしょうか?

お墓の前に
立つと、
人生を卒業された
方々の顔が
いやがおうにも
脳裏に浮かびます。
そして、
抗うことなど
無意味に
自分自身も
時の流れの中で
死者の世界に
身を置くことを
意識します。

個人として
生きているのではない。
先祖がいて
今、自分が生きている。
 
そして、
自分自身も
いずれ……

その感覚を
肌で感じるからこそ、
己で獲得した
財産や資産
そして
ノウハウを
後進に引き継いでゆこうと
した……

価値のないノウハウは
忘れられ、
価値のあるノウハウは
磨かれ、
文化となり、

さらなる発展を遂げて
文明となった。
1世代の発展は
微々たるものだったでしょうが、
10世代、100世代と続くと
目も眩むほどの
高みに到達!

12万年前、
人類は短命でしたから、
1世代を30年と仮定すると、
な、なんと!
4000世代!!

そりゃ、
草原を走り回った生活から
宇宙船を飛ばすまで
になるはず。

そう思います。

考えて見ますと、
人は、
名前も知らぬ
先人の知恵や努力で
高められた文化や発明品に
囲まれて生活しています。

当たり前の
衣・食・住
どれも、
一人の偉人が成し遂げた
物などありません。

世代を超えた
人類の集団として
築き上げた
成果です。

その感覚を
呼び覚ましてくれるのが
身内が眠る
お墓の前で
頭を垂れ
手を合わせる
こと、
なのではないでしょうか。

私の経験から
申せば、
決まった時間は関係ありません。
一定時間、
できれば、
1年に1度、
思い出したようにでも
構いません。

ご先祖の墓、
もしくは
生前、
親しくした人々が眠る
お墓に
参り、無心に手を合わせることにより、

この世で
活動を許された
時間を
有意義に
活用できるようになる……

そう思うのです。

改めて、
 
(( 合  掌 ))

しっかり生きて参ります。
お見守り頂ければ、幸いです。

以上、熱闘甲子園を横目で見ながら。

  
藤 山 勇 司
 

 

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