こんにちは、藤山勇司です。
「リボーン」
リボーンです。
どうやら、暗黙の生存契約更新が成立したようです。
実際、
覚悟していました。
平成２９年（２０１７年）１月１５日に、
突如、勃発した腸閉塞を打開するため、
手術台に乗せられ、脊髄麻酔を打つ瞬間！
「あと、５年、五年生きさせてくれ。
今のままでは、家族も貸家主義の会も中途半端だ。。。。
あと、５年でなんとかする。。。あと、ごねん。。。」
と、懇願。
翌朝、ベッドの上で
手術が２時間遅れていれば、死んでいたと聞かされ、
（やっぱりそうだったか。生かされたんだなオイラは。
５年の生存契約成立だな）
と、シミジミしたものです。
頭の中で、様々に思いを巡らせていると、
墨東病院の担当医師は、腹の底から響くバリトン声で、
ゆっくりと、幼子に言い聞かせるように話しかけてきました。
『藤山さん、完全に壊死した小腸５０ｃｍを切除しました。
切断した小腸の両端は完全ではありませんから、
これから１年。固形物は避けてください。
あと、切除した小腸ですけれど、
お持ち帰りになられますか？
ご希望であれば、ホルマリン漬けにします』
マジか！
切ったホルマリン漬けの小腸を記念にどうかと、聞いてくるのです。
正直、戸惑いました。
「どこに保管しているの？」
勿論、丁寧にお断りしました。
いやいや、己の身体の一部だとしても
悪趣味を通り過ぎて、
気持ち悪すぎでしょ。
私も、そこまでぶっ飛んではいません。
あれから、５年の月日の中、
私なりに、手を打ち
気を配り
引継ぎを意識し
藤山家存続と貸家主義の文化への道筋を付けました。
（これで、約束は果たせた。
５年の猶予はありがたかった。
ありがとう）
家族にも
貸家主義の関係者にも
５年の生存契約が１月１５日に
終了する。
もし、
何かあっても、
決して戸惑ったりしないで欲しい。
それぞれの目的に向かって、
力強く歩んでもらいたい。
家族と貸家主義運営事務局のメンバーには直接
ブログ読者の皆様には、
先日、手術後の写真とともにアップしました。
１月１４日の夜。
いつものように、夕食を作り、
お笑い番組を見て大笑いをし、
午後１０時に就寝。
翌朝、午前５時半に起床し、
朝ごはんを作り、
夕ご飯を用意し
英語を勉強し、
昼過ぎ、
午後２時からスタートする
貸家主義の会入門セミナーに
向いました。
（今日は、タクシーで行くか）
いつもは、江東区の自宅から神田駅まで
バスで行くのですが、
懸案の１月１５日ですから、
突発事故を避けるため、タクシーを選択しました。
時間にして、２５分弱。
手を上げ、タクシーを停めます。
「ちょっと、飲み物買ってくるから。待ってて」
車内で飲もうと、温かいカフェオレを自動販売機で
買おうと、小銭入れを取り出しました。
ホットは１３０円に対し、砂利銭は１１６円。。。
仕方なく、１０００円札を財布から取り出し、
自動販売機に
入れようと、受け口に千円札の端を挿入。
（入らないな。また、戻った、なんでだ？
ウンともスンとも言わなくなった。端がまっすぐじゃないのか？
どれどれ、もう一度。。。）
タクシーを待たせているのに、もうすぐ１分になろうとしています。
お札を持ち替えた瞬間！
突風が吹き、
千円札は手を離れ、ヒラヒラと飛ばされます。
フラグが立った！
これか？
これで、千円札を追いかけて道路に出て、交通事故。。。
やってくれるな。
とはいえ、千円札です。
時給１０００円ならば、１時間の労働で得られる対価です。
そのまま、見送るのも惜しい！
私は、
クルマがバンバン通る
大通りに、千円札が出たら、諦める。
そうでなければ、取り戻すと決めて、
千円札を追いかけることにしました。
捕まえたと思ったら、スンでのところで、「風」が一吹き。
もてあそばれている様に感じました。
２度３度繰り返し、道路に出る瞬間、足で押さえ、捕獲。
息を整え、いま一度自動販売機に向かいます。
なんと、いやいや、やはりと言うべきでしょうか、
先ほどまで、拒否していた千円札は
何事もなかったかのように、吸い込まれてゆきました。
あれから、２週間。。。
１月１５日で満５年。
１８日で退院して満５年。
２４日で満５９歳！
遅ればせながら、
誕生日でお祝いのコメントを頂いた、
皆様には、このブログで御礼申し上げます。
平成２９年（２０１７年）１月１５日に成立した５年の生存契約は
暗黙の合意更新を成し遂げたようです。
リボーン！
大袈裟ですけれど、
新たな命の誕生と感じています。
まずは、
藤山家の存続と
貸家主義の会を文化に高めることに
全力を注ぎます。
上記２つを、
今後５年の間に成し遂げます。
引継ぎを完全に完了させたい。
藤山家の存続の為には、
３人の子供たち１人１人が
社会で認められ、新たな家を作り上げること。
貸家主義の会を文化の域まで高める為には、
私が講師として登壇することなく、
後に続く多くの講師を育成し、
貸家主義の会を
今以上に興隆させること。
誰が始めたのか、分からなくなってこそ文化です。
５年後、
今一度、生存契約の暗黙の延長イベントはあることでしょう。
その頃は、千円札ではなく
渋沢栄一さん肖像の一万円札かもしれません。
例え、１万円札だとしても
道路に飛び出たなら追いかけることなく、
足をピタっと、
止めるだけの余裕を持ちたいと思っております。
まずは、
５年生存契約、暗黙の契約更新のご報告まで。
藤 山 勇 司
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