元日本国首相暗殺の行方

 

「元日本国首相暗殺の行方」

 

 

 

令和4年7月8日午前11時半過ぎ。。。

元日本国首相、安倍晋三さんは、凶弾に倒れました。

必死の治療にもかかわらず、

治療の中止を決断し、死亡確認がなされたのは、

夫人の昭恵さんが病院に到着した後の

午後5時3分。

事件発生から、約5時間半後のことでした。

ご冥福を心から願います。

 

平和を享受する日本。

平成14年の刑法犯285万4000件から

20年後の

令和3年の刑法犯56万8148件、

80%減少している平和の中での惨事でした。

 

一報を耳にしたのは、

竹芝桟橋から983キロ離れた小笠原諸島の父島のホテルの一室です。

「ね、ゆゆ、安倍さん撃たれたって」

「。。。。なんで?」

一瞬、言葉に詰まりました。

少し早いバカンスを女房と2人、過ごしている最中の出来事。

リアリティに欠けています。

 

「ああ、これはダメだわ」

「いや、人間って、なかなか死ぬもんじゃない。

 輸血を始めたって言ってるじゃない。

 輸血するって、ことは心臓も反応しているんだろ」

「わかんないけど、無理っぽい。残念だけどね。。。」

「そ、そうかぁ」

 

女房は、知り合った当初から核心を突いたことを

根拠なく、ふいに口にする能力があります。

私は、力なく下を見つめるしかありませんでした。

 

ふと、思い出したのは、

平成27年2月、国会で論戦を交わした辻本清美議員(当時衆議院議員・現在参議院議員)

とのやり取りです。

辻元さん

「日本のテロの危険は高まっているんですよ。映画やコンサートも慎まれた方がいいじゃないですか、自宅に戻られるよりも公邸に泊まられた方がいい。どうですか」

安倍さん

「一生懸命おとしめようとしているその努力は認めますよ。ええ、はっきり申し上げましてですね

 日本というのは脅かしにあったとしても安全な国なんですよ。

 まるで日本が危険な国であるかのように言うのはとんでもない話だと思うわけですよ」

と、答弁されました。

 

当時の感想は、

(はは、辻本さんも、ここでよ

 “日本は危険な国なのぉお”

 とも、言えないし。やるじゃない。アベさん)

と、気にもとめていませんでしたが、この時点でフラグが立っていたとは思いもしませんでした。

 

報道を見ていて、気になるフレーズがあります。

それは、

『無敵の人』

現行犯で逮捕された山上容疑者も

全てに絶望した『無敵の人』。

その原因は社会にある

という言説です。

 

私の独善と独断で申し上げると、

ただの「レッテル貼り」です。

 

平成14年、今から20年前には、

犯罪認知件数は現在の5倍でしたから、

”無敵の人”どころか

逝っちゃってる

”やくちゅう”

”キ〇ガイ”

”ひとごろし”

なんて、腐る程いました。

 

確かに、

〇公安の事前調査

〇演説会場の選定

〇街宣車の用意

〇聴衆の持ち物検査

〇奈良県警警備の問題

〇事件発生直後の警備対象の安全確保

〇医療体制問題

などなど、

指摘可能な問題点は、数多く存在します。

 

ですが、

安倍元首相暗殺を契機に、こうしたレッテル張りで

「日本は、安全な国じゃなくなった。危険なんだ」

と、貶めないでいただきたい。

 

7月9日から10日にかけて、

父島から東京まで

「おがさわら丸」にて

帰京しました。

 

船旅は24時間です。

 

見渡す限り、何もない。海、うみ、UMI。。。

確かに、日本は海洋国家であると、実感できる環境でした。

 

ふと、頭をよぎるのは、安倍さんの暗殺事件です。

根が、

〇アマノジャクだからでしょうか、

〇悲しみを持ち続けられない性分だからでしょうか

〇それとも、ヒマすぎたからかもしれません。

 

別のアプローチで考察してしまいました。

なぜ、暗殺は成功してしまったのか?

もしも、以下の1つでも実現したなら、暗殺は成立しませんでした。

1.公安が山上容疑者の存在を認知していた

2.武器製造過程で警察が認知し、刑法犯として検挙した

3.山上容疑者に幸運が舞い込み、犯罪をやめた

4.安倍さんが奈良で演説を行わなかった

5.街宣車を用意し、その上で演説を行った

6.奈良県県警が聴衆の持ち物検査を実行した

7.安倍さんに近づく山上容疑者を確保した

8.一発目の発砲で、安倍さんが伏せた、もしくは警護対象者が楯になった

9.山上容疑者の二発目も、安倍さんに当たらなかった

10.威力の弱い(火縄銃に毛の生えたような威力)銃弾が、心臓に達しなかった

 

上記一つでも、成立していれば、暗殺は成就しませんでした。

なぜ、安倍さんで、

なぜ、参議院選挙直前で

なぜ、9月27日、日本武道館で国葬が

決定してしまったのでしょう?

 

茫々と続く海は、何も答えてくれません。

つい2日前の惨事など、なかったかのように、穏やかです。

 

何事も、一つの角度から物事を分析すると、全く違った結論に導かれかねません。

例えば、トランプ。

表だけ見ると、幾何学模様

裏を見ると、ハートのエース

そして横から見ると、一本の線。

様々な方向から検分し、全てのカードを確認し、

それを使って、人々がゲームをする様子を分析して

初めて、トランプの存在意義を認識できます。

 

では、安倍さんの暗殺事案の裏面とは、

ここからは、

“もしもの世界”です。

そして、私の独善と独断が数多く入りますので、

不快な想いを感じる方がいらっしゃるかもしれません。

あらかじめ、ご容赦頂ければと存じます。

 

妄想1

もしも、安倍さんが体調を壊さず、7月8日現在も日本国首相だったとしたら

1.ロシアのウクライナ侵攻直後、欧米と共にロシアに厳しい制裁を課せていたでしょうか?

2.モリ カケ サクラの三大疑惑?をいまだに追及されていなかったでしょうか?

3.改憲の機運が今ほど高まっていたでしょうか?

 

妄想2

安倍さんの国葬は、いい悪いではなく世界イベントになる

1.国葬の発表により、日本以外の諸外国で安倍元首相が予想以上に評価されていることを,
日本国民は認知した

2.9月27日は、西側自由陣営の共産党など権威主義国家に対する結団式になる

3.昨年のTOKYOオリンピックに続く2年連続のビッグイベント!岸田さんは日本にいるだけで世界の顔になる

 

妄想3 

安倍さん批判の終焉

1.自民党反対勢力や左派の攻撃対象は、「安倍1強政治」であった。その張本人が、天に召され、拳の振り下ろしどころを失った。

2.旧統一教会問題が政治と宗教の癒着の是非に移行してしまった。これまでタブー視されていた懸案の事項に制限がかけられる可能性がでてきた。

3.日本人の死生観は、「死んだら仏様」。冷静に安倍晋三さんを評価する冷静さを国民が持った。

 

私の独断と独善考察から至る結論

☆安倍晋三さんは、現世でのお役目を終えられ、天に召されたのではないのか☆

 

そう思えてなりません。

ともあれ、ご苦労様でした。

そして、しっかり、見ていてください。

私達は、引き継いだ責任を

それぞれの立場で果たしてゆきます。

 

そう、口にするしかありません。

 

合  掌

 

藤 山 勇 司

 

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