終末論と分析に基づいた展望

今から50年前のことじゃった
日本国中、
ツトム君の書いた物語が偉い人気じゃった……
書店に並べば、誰もが手に取り、
テレビの特番では、
来る日も来る日も、年が変わっても次の年になっても
ツトム君の書いた物語は、何度も取り上げられたものじゃ。

 

「へぇ~そうなんだ。で、どんな物語だったの?」

 

”の・すとら・だむす”と言う、
そりゃ、もう大昔の西洋人の書いた
狂歌を
さも大げさに取り上げた物語じゃった。
その中でものぉ、
 ☆1999の7の月 空から恐怖の大王が降ってくるだろう☆
と言う狂歌を殊更強調したのじゃ。

子供達は、もう、そりゃ大騒ぎ。
物語が出た頃は、
1973年の11の月じゃったから、
1999年の7の月まであと、
26年しかない。

お金持ちの坊ちゃんは、お小遣いで買って、
みんなに見せびらかしていると、
ガキ大将にポカってやられて、
持っていかれて、
また、買うと、持っていかれておった。

 

「おばぁは、その頃何歳だったの?」

 

こらこら、
女性に歳を聞くもんじゃない。
これでもまだ乙女じゃからの。
まぁ、40の少し手前の頃じゃった。
広島県の呉という街で教師をやっておった。
授業をしていても、
ツトム君の物語で持ち切りでの、
だぁ~れも、こっちを見ない日もあった。

子供らは、
”勉強したってしかたない。どうせ1999年には世界は
終わってしまうんだ。好きなことをして生きればいいじゃないか”
って、言う奴ばかりじゃった。
変な子、1人を除いてはね。

 

「変な子って、どんな子?」 

 

ガキ大将じゃ。
その子は、
ある日机を
””ばぁ~ん””
と叩いて立ち上がったんじゃ。
そして……

 

「よっ、てめぇら、
1999年にこの世が
滅亡するか、滅亡しねぇか、賭けねぇか?
なんだと?
誰と賭けるってか。
オイラとだよ。
1人、10万円だ。
どっちかに賭けろ!
いいか、
滅亡しねぇ方に賭ける奴?
………、
なんだ、誰もいねぇのか。
じゃ、滅亡する方に掛ける奴?
よい、こら、
どっちにも手を上げねぇ奴は、
あとで、くらわすからなぁ……」

 

まぁ、9歳か10歳じゃったのに
すごい勢いじゃった。

担任なのに、一言も口をはさめないで、
あたしも、
おもわず
おずおずと手を挙げてしまったのさ。

 

「なんだ、
先公も、あげちゃったのか。
よぉ~し、全員、滅亡する方に賭けるんだなぁ。
じゃ、オレは滅亡しない方に全員分、
1人10万円だから、全部で490万円賭ける。
それでオレは大儲けだ。
なんだと?
そんなお金を持っているかだと?
今はねぇよ。
でもな、滅亡するなら、金があっても無くても
同じことだろ。
ところがだ、
滅亡しないとなると、
てめぇら、全員オレのとこに10万円を
持ってこなくちゃならねぇ。
はっはははは、こりゃおかしい。
先公まで
ハトが豆デッポウ喰らっちまった様な
顔しやがって。
ははは……ははは!」

 

そう言って、
その変な子は、
笑いながら教室を出て行ったのじゃ。
その日は、そのまま早退して、
戻らなかった……。
次の日に、
職員室に呼んで、
あの後、どうしたのか聞いてみた。

 

「先生、先生も10万円賭けてるんだからな。
忘れんなよ」
って、脅しながらニヤリと笑うのじゃ。
でも、その後、なんであんなことをしたのか?
って、聞いたらな……

 

「なんて、答えたの?」

 

そうさな、
ソッポ向きながら、こう言ったのじゃ。

 

「五島のツトムの野郎が気に食わねぇからだよ。
あいつ、嘘つきの癖して人気を独り占めしてるから、
ちょっとね。
まぁ、行きがけの駄賃で490万円儲かっちゃったけどよ。
先生、10万円だかんな。ははは」

 

10万円のことを口にしたのは、 
その日限りじゃったが、
あの子がニヤリと笑うたびに、

 
 
『先生、10万円だかんな』
って、言っているようで、
気おくれがしたものじゃ。

 

「おばぁ、なんでそんな昔のことを
今日、
話すの?」 

 
 
それはな、
コロナ、コロナ、コロナ、
テレビを点けても、
新聞を開いても、
気晴らしにラジオをつけても
コロナ、コロナ、コロナ 
じゃろ。
馬鹿げとると、思っての。

 

「でもさ、
オリンピックだって、
開かれないかもしれないんだよ。
お相撲もお客さん入らないし
春の選抜野球は中止だし、
お花見だって止めなさいって……
折角楽しみにしてたのに」

 

はぁああ、
50年前のガキ大将だったら、
何を言ってくれるかねぇ?
もう一度、
机を
””ばぁ~ん””
って、叩いてくれないかねぇ。

ではでは、
恩師に代わり、
バトンタッチいたしましょう。
10万円の件は、
民事債権の消滅時効は10年ですから
2009年で時効です。
まぁ、あの時は、
腹が立ったから。
誰もかれもが
ノストラダムスの一点張りでしたから、
大勢に反対票を投じるクセがあるのは、
昔も今も変わらないのかもしれません。

さて、
武漢ウィルスの状況が漸く判明してきました。
通常のインフルエンザとの違いですが、
 〇活発なスーパースプレッダーがいると、クラスター現象が起こる
 〇重篤患者やクラスターを抑えれば、それで収束してゆく
 〇罹患すると、肺胞の壁が厚くなり、結果として酸素呼吸がしづらくなる
 〇免疫機能が働き過ぎて、免疫細胞が肺胞を破壊すると、重篤になる
 〇重篤患者も3日位、酸素呼吸治療をすると、大半が改善してゆく
 〇ステロイドなど、免疫機能を抑制する薬剤は対処療法として有効
 〇現時点で決定的な治療薬はないものの、
武漢ウィルスのRNAは全て解明されており、
抗体開発やワクチンの開発は進められている。
 〇その他の特徴は、コロナウィルスと同一
私が理解している、現状と特徴は上記の通りです。

SARSやMERS
のように、致死率が10%もしくは、8%ではありません。
そして、季節インフルエンザのように数百万、数千万の罹患者になる
わけでもない。
3月13日金曜日の時点において、全世界の罹患者は約12万人です。

 

にもかかわらず、
なぜ、大げさな、世界を巻き込んだ騒ぎにしているのか?

解明されていないウィルスという側面を考慮しても
やり過ぎと、判断せざるを得ない……。

 

「何が理由だと言うの?」

 

アメリカの中国デカップリングが最大の目的です。

「でかっぷりんぐ…… どういうこと?」

アメリカの覇権に堂々と
 ●一帯一路
 ●AIIB
 ●南シナ海の人工島
 ●5Gのバックゲート(情報の抜き取り)
 ●ハイテク企業の買収
上記のような様々な手法により
挑戦する中国に対し、
アメリカは
宣戦布告と受け止め、真正面から戦いを挑んでいる最中であると
感じます。

つまり、
今回の新型コロナウィルスの世界的被害を
中国に買収されている
WHOがCOVIT-19と呼称しても、
ポンペイオ国務長官を初めとする
アメリカ高官は
「武漢コロナウィルス」
と、堂々と
中国が原因であると、
何度も何度も、
記者会見で発表していることを見ても
その姿勢は変わらないものと判断します。

戦争ですから、 
こちらも被害を受けるのは承知!
ニューヨークダウが3万ドルから2万1000ドルになっても、
直ぐに、FRBの金利を下げたり、減税政策を打ち出したり、
マネーサプライを増加させたりしているのも、
事前に十分に練り上げた作戦を粛々と実行している……
私には、そう見えます。

今回の騒ぎで
大きな被害を受けたのは
 〇中国
 〇イタリア(G7の中で唯一、一帯一路に参加)
 〇ドイツ(ドイツと中国の蜜月は有名。ドイツ銀行はCoCo債の償還を見送り準デフォルト状態)
 〇イラン(中国からの援助は誰もが知るところ。中東において反米の急先鋒)
 〇韓国(離米従中はアメリカの逆鱗に触れている)
 〇北朝鮮(コロナウィルスによる疲弊は、隠していてもバレている)

 
「で、どうなるの? この先……」

初夏を迎える頃には、
騒ぎは収まっていることでしょう。
そして、
中国からは、工場が次々と撤退。
国営企業のデフォルトは相次ぎ
世界覇権を狙う大風呂敷は雲散霧消。
5大線区の中でも疑心暗鬼に陥り、
中国共産党一党支配が怪しくなる。

イタリアは
政権交代が起こり、
親中国から脱中国の動きになるものの、
時、すでに遅し、IMFからの援助を受けることに 
なるかもしれません。

ドイツは、
ドイツ銀行の株価暴落、
信用棄損により、フォルクスワーゲンや
ボッシュなども、経営危機を迎えることに。
壊滅的な経済被害を受け、
EUの盟主の座はフランスに委譲することに
なるやもしれません。

イランは、
政権内部も罹患者が出ており、
軍部も統制が取れない状態となり、
中国からの援助も途絶え、
反米政権が勢いを失い、
長老政権から現実的な政権運営を目指す
勢力との間で、内戦状態に

韓国は、
最低賃金の40%上昇、週52時間の制限などにより、
企業の競争力を失った状態で
今回の武漢ウィルス騒ぎです。
韓国から中国に製造拠点を移した
企業も現在は、正常に稼働しておらず、
財政も悪化。為替暴落に見舞われることに。

北朝鮮は、
現在の政権から
中国の北部軍区(昔の瀋陽軍区)の
力を借りて、
正恩独裁から他の人物に
権力を委譲することに、
なるやも知れません。

2020年、
後の歴史家は、
武漢ウィルスを発端として、
ホットウォーではないが、
第3次世界大戦が
勃発した年として明記する可能性が高いと
判断します。

 

「第三次……、世界は終わるの?」

 

そう来ましたか。

””ばぁ~ん! ばぁあ~ん!!””

いいか、ここで1人100万円の賭けをしようじゃないか?
手を上げないのは無しだ……

 ☆ ☆ ☆
私は、16世紀の神学者、マルティン・ルターの言葉を
行動の指針にし、常に実践しようと、拠り所にしています。

その言葉とは、

「「「たとえ明日世界が滅ぶとしても、私はリンゴの木を植えるだろう」」」

なんと、希望に溢れ、
活力を秘めた言葉でしょうか。
500年過ぎた今も、
少なくとも、私の心を
 〇揺さぶり、
 〇勇気を与え、
 〇背筋をピンと、させてくれる

この世で、
最後の、息を吐き終えるまで、
私は、
いちプレイヤーとして、
『 貸 家 主 義 』
を広めるため、
邁進する所存です。

世の中の
あれこれに、
 ・意見を言うだけ
 ・否定するだけ
 ・論評するだけ
に終始しても、
皆さんや
皆さんを頼りにしている
大切なご家族の
生活は、
不安定なままとなります。

そんな、些末なことに
力を注ぐのではなく、
しかも、
勝った途端に含み益のある
不動産投資しか実行せず、
 ☆貸家の意義を認め
 ☆貸家の価値を高め
 ☆貸家と共に生きてゆく覚悟を持つ
この貸家主義の
概念を持てば、
皆さんが所有者となった
貸家は皆さんに感謝し、
「家賃」という名前の恩返しを
毎月毎月、振り込んでくれるのです。

 あわてず
  あせらず
   あきらめず
 
一歩、一歩、
3つの「あ」を胸に
前に前に進んで参ります。

~コロナコロナで騒然とする世界を目の当たりにして梅の花を愛でながら~

   藤  山  勇  司

 

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