「自由の価値」
自由……。
私たち日本人にとって、「自由」は
安全や空気と同様、当たり前に存在し、
取り立てて検証する価値などない……。
そう思われているようです。
「いやいや、自由なんてないよ。
毎日、毎日、会社に行かなきゃいけないし
まぁ、今はリモートで週に３日の通勤になっちゃいるけど、
ノルマは今まで通りだし、
飲み会は自粛だし、
マスクはしないと、白い目で見られるし、
あれっ、息苦しいんだよね。
ったく、
どこに自由があるんだよ！」
わかります。
確かに、息苦しさはあるでしょう。
しかしながら、
お感じになられている息苦しさ……
香港や、ウイグル、の人々から見ても、
同じように感じられるでしょうか？
「そんな、外国のこと、知らんよ。
日本は、日本じゃない。
違う？」
日本語の上手いストレートロングの
香港の活動家、
「アグネス・チョウ」さんは、
国安法違反で逮捕されました。
同じく、ジョシュア・ウォンさんも
逮捕拘禁されてしまいました。
香港の民主活動家議員も資格を剥奪されたり、辞任……。
議会から民主派議員は一人もいなくなってしまいました。
にも、かかわらず、香港を埋め尽くした１００万人デモは
姿を消し、少数のデモさえ起きていない。
民衆は、声を上げることさえできなくなりました。
ウイグルの学校ではウイグル語教育を禁止され、
民族音楽も教えてはならなくなりました。
その代わりに、中国語教育と愛国教育を強制されています。
民族のアイデンティティを根底から否定する暴挙です。
中国国内の
少数民族の自由はヒトカケラもなくなってしまいました。
「だからさ、それが日本と何の関係があるの？
いっちゃ、なんだけど、中国の国内問題でしょ」
日本の知識人や企業経営者も同様の意見。
自民党の重鎮も、見て見ぬフリをしています。
しかしながら、
自由は、絶滅危惧種のようにひ弱い。
気を付けていないと、独裁体制に侵食されてしまいます。
「なんで？」
人は１人では弱いものです。
例え、ボクシングの世界チャンピオンであったとしても
武器を持った暴漢４、５人に太刀打ちできません。
事実、世界戦ではボディガードに囲まれてリングに向かいます。
逆に、
声の大きい集団は、時間の経過とともに存在感を増し、
集団の中で上位に君臨するようになります。
そして、
弱い個人は、権力に寄り添い、
うまい汁を吸おうとする……。
残念ながら人間の一面です。
★対岸の火事だ
★オレとは関係ない
★他人のことには首をつっこまない
そうした、
リスクから目を背けるアクションを続けると……
尖閣や沖縄が取られても……
（オレの近くじゃないから、関係ないね）
と、
なってしまわないでしょうか？
「なんか、もって回った言い方だな。
いったい何が言いたいの？」
はっきり申し上げます。
２０２０年、アメリカ大統領選挙の行く末です。
日本の主流マスコミでは、
””往生際の悪いトランプ大統領”” 一色！
菅首相にしても
「バイデンさんの方がやりやすい」
と、
テレビのインタビューで答えている始末です。
「そりゃそうでしょ。
わがまま放題、し放題の
トランプが辞めて、
同盟国重視のバイデン大統領になるんでしょ。
ＣＮＮやブルームバーグもそう報道しているんだから
間違いないでしょ」
まだ、大統領選挙は終わっていません。
「何言っちゃってんの。
１１月３日にやったでしょ」
確かに、有権者の投票は行われました。
しかしながら、
州知事、州務長官の認証した
選挙結果は、出そろっていません。
しかも、
ペンシルベニア
ジョージア
ミシガン
ウィスコンシン
ネバダ
アリゾナ
の６州では不正選挙裁判が継続しています。
「あぁ、ネットで見た。
トランプさんも往生際が悪いよね。
裁判って、言っても負け続けているじゃない。
票差も１００とか、５００じゃなくて、
数万とか十数万でしょ。
もう、ひっくり返らないよ。
ははは、
最後はホワイトハウスから引っ張り出されるんじゃないの？
知らんけど」
日本の新聞やワイドショーを見続けていれば、
そうお感じになるのは、理解できます。
「違うの？」
はっきりと流れは変わってきました。
転換点は、
１１月２５日、
ペンシルベニアで行われた
州議会上院議員主催の公聴会でした。
これまで
証拠を出せ、証拠を出せ
と、
不正選挙を訴えるトランプ政権を揶揄していましたが、
宣誓供述書（嘘を言うと５年以下の懲役刑）
を、提出した証人の証言。
そして、
あり得ない郵便投票の差に、
ペンシルベニア州の連邦裁判所が
選挙人の選出は、州議会に任せるかも？
と、これまでのカタクナな態度を変化させたからです。
「郵便投票の差って何？」
ペンシルベニア州選挙管理委員会が
有権者に送付した郵便投票の総数は、
１４５万２３０２票です。
そして、
トランプさんの獲得した郵便投票の総数は、
５９万４６４５票
バイデンさんの獲得した郵便投票の総数は、
１９９万４５９７票です。
「やっぱ、バイデンさんが勝ってるじゃない
圧倒的差だね。約４倍でしょ」
お待ち下さい。
両候補の獲得した郵便投票の総数は、
２５８万９２４２票……。
そもそも、
ペンシルベニア州選挙委員会が
有権者に送付した総数は、
１４５万２３０２票。
なんで、送った郵便投票よりも
返送された郵便投票の総数の方が多いのでしょう。
その差、
１１２万６９４０票は
いったい、どこから湧きだしたのでしょうか？
この分かりすぎる疑問に
ペンシルベニア連邦裁判所は、疑義を呈し、
選挙人の選択を州議会に委託しようとしているのです。
その他にも
有権者の総数よりも
投票数が多い、
投票率が１００％を超える
州や郡が露見してしまいました。
アメリカの主流メディアも
ここに至り、
トランプ再選の可能性について言及するようになりました。
「じゃ、トランプ勝つの？」
分かりません。
事態は流動的です。
グローバリスト（中国共産党寄り）が支えるバイデン陣営も
必死の戦いを繰り広げています。
闘争ですから、
正義がどちらにあるかが問題ではなく、
勝つか 負けるかの
戦いですので、
勝負は時の運としか言いようがありません。
しかしながら、
圧倒的に不利であった戦況は
◎ペンシルベニアでの開票ストップと州議会への選挙人選択委任
◎アリゾナ、ネバダ、ミシガン、などで公聴会開催
◎パウエル弁護士の、ジョージアとミシガン提訴
（選挙集票マシン、ドミニオン疑惑を含む）
などにより、
薄日が差し始めています。
「って、言うか、
そもそもアメリカの話でしょ。
日本は関係ないじゃん」
日本は一国で成り立っていません。
貿易立国で、軍隊ではない自衛隊しかない国です。
同盟国の行く末は、
我が国の「自由の行く末」に直結していると言っても過言ではありません。
そもそも、
民主党政権のアメリカと日本の関係は悪化し、
共和党政権のアメリカと日本の関係は良好
であった、過去があります。
民主党政権になれば、
確実にアメリカは中国と距離を詰め、
日本から遠ざかることでしょう。
そして、
香港やウィグルで起こった悲劇は
台湾にも波及し、
尖閣や沖縄にも余波が及ぶことになりかねません。
「どうすりゃいいの？」
個人のできることは限られています。
ですが、
家族を含め、
身内を守り抜くことは、
覚悟と計画と実行により可能となります。
私が皆さんに
ご提案できるのは、
貸家を増加させ、
給与に次ぐ、
第二の柱を築き上げること。
世の中がどのように変化したとしても、
それに対応できる
財務基盤があれば、
対処の仕様があります。
皆さんとともに
夢に向かい
歩んで行ければと願っています。
以上、略儀ながら移り行くアメリカ大統領選挙を見つめながら
藤 山 勇 司
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