来年の1月1日で55歳になります。
昔であれば、
完全に引退している年齢です。
だからでしょうか、
ふとした時に、
昔を振り返り、
子供たちに
問わず語りに話しています。
「ふ~ん、で何を話すの?」
ここ最近の話題ですと、
< 意識と時間 >
です。
話した場所は、錦糸町駅前の叙々苑。
「リッチだねぇ~」
長女の22歳の誕生日と
英語検定1級合格のお祝いを
兼ねての宴席ですので、
どうかご容赦のほどを。
「で、どんな話なの?」
意識、
一言で申し上げますと、
意識には
〇表層意識
→ 普段考えている意識。
〇潜在意識
→ 夢で出たり、感情として噴出する
普段は知覚できない意識。
の2つの車輪で構成されています。
そして、
大事なのは、
表層意識ではなく、
表層意識を支える大きな領域を占める潜在意識です。
私は、
氷山と一緒でして
海の下に隠れる9割を占めるほどの大きさを持つ
潜在意識を無視してはならないと伝えました。
「ふ~ん、せんざいいしきねぇ。
で、そいつを無視するとどうなるの?」
・やる気がでなくなります。
・努力しても、努力しても成果らしきものは出て来ません。
・継続しても失敗ばかり重ねてしまいます。
「えっ! そうなの?」
はい。
本音を無視すると、
表層意識を叱咤激励しても、
隠れている潜在意識は、
大きく、頑固なので
どうしもなく、
動かそうとすればするほど、
根をはったように動かなくなります。
「どうすりゃいいの?」
ぽっと湧いて出てくる
心の奥底からの声を
聞き耳をたてて
慎重に聞くことです。
「どんな風に?」
潜在意識からの表現は、
感情に近い……。
損か得かよりも
好きか嫌いかが
大きな判断基準です。
ですから、
スポーツが好きな人もいれば
勉強が好きな人
そして
歌や踊りが好きな人
などに別れます。
”好きこそ、物の上手なれ”
好きなジャンルに
集中するべきです。
決して、
スポーツに関心が向いている方に
勉強を押し付けてはなりませんし、
逆もまたしかりです。
例えば、
今回、
英検1級に合格した
長女は、
数学は大っ嫌い!
高校に進学した際も
数Ⅰで、挫折し
数学を嫌い嫌悪するようになりました。
それを見た私は、
「数学はやらんで良し!
お前さんは英語が好きそうだから、
そこを伸ばせ!
数学は得意な奴に任せれば、
この社会は大丈夫だ」
と、
数学の呪縛から解放しました。
「ふ~ん、
好きなことをやれってことか。
でもさ、
好きなことって
良く変わるんだよね。
そんな時はどうすりゃいいの?」
時間です。
6か月変わらなければ、
その好みは本物と判断していいでしょう。
コロコロ変わる指向に
振り回されてはなりません。
「他には?」
時の流れと、瞬間の関係です。
「しゅんかんって、
”あっという間”の
あれかい?」
そう、
実は、
言われてみれば、
当然のことですが、
時の流れも
「あっ」と言う
瞬間が積み重なりです。
そして、
私たちに自由にできるのは、
時間の遣い方……。
この瞬間に何をするのか、
今日は何をするのか、
今、何をするのか
その積み重ねが人生となるのです。
その事実を
焼肉を喰らい
ビールをジョッキで流し込み
タバコを吸いながら、
延々と話し続けました。
「なんで、
お祝いの席でさ、
そんなかたっ苦しいこと
話すの?
バンザイ三唱でいいでしょ」
これも、
私の選択の一つです。
彼らと一緒に生活する時間は
じりじりと少なくなっています。
あれも伝えたい
これも引き継ぎたい。
そうは思っていても、
彼らも私も
日々のタスクが待っています。
だからこそ、
ご馳走を目の前にして
祝いながらも、
これからのこと。
特に、
私がこの世を卒業し、
彼らの相談相手になれない以降のことを
前提として話しました。
皆さんは、
誰にどんなことを
お伝えしたいと思っていらっしゃるでしょう?
もし、
お考えがあるなら、
なるべく、
機会を捉えて、
実行なさった方がいい。
なぜなら、
時の流れは無常でして、
思わぬ時に
人生の最後を迎えることもあります。
事実、
私は今年の1月15日に
腸閉塞で小腸を50cm切除いたしました。
人間至る処青山有り
(じんかん いたるところにせいざんあり)
幕末の月性和尚の言葉、
胸にしみいります。
藤山 勇司
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