初めての大家さんへ

 

私は兼業大家さんを目指す方々を
心から尊敬しています。

 
「またまたぁ……、
 調子のいいこと言っちゃってさ。
 なんにも出ないよ!」

 

調子よく、
お話しをしているのではありません。
本心です。

 
なぜなら、
皆さんは、

☆本業をこなしながら、
 
・帰宅後
・土日
・祝日

など、
本来であれば、
ゆっくりされても誰からも文句の出ない時間を

・不動産関連本の読破
・関連セミナーへの参加
・物件探索
・担保力や収益力調査
・不動産仲介業者やリフォーム業者との協議

等に割き、
休むことなく、

☆ご家族の為、
☆大切な方々のため
☆歳とった未来のご自身の為

に、頑張っていらっしゃる……

もしも……

 

「もしも、何だっていうの?」

 

こうした貸家取得に向けた
一連の業務が本業のお仕事だとしたら、

まさに
”過労死”レベル!!!

 

しかも、

 
・会社の同僚に気軽に話せない
→ 話すと、社内でウワサとなり痛くない腹を探られる

 
・家族の多くは、しらけ顔
→ 貸家を所有していない間は
ご家族の皆さんに理解してもらうことは不可能!

 現地調査でさえ、
(どこで何してんだか、分かったもんじゃない)  
 と疑いの眼(まなこ)で見ています

 
・自分自身も疑心暗鬼
→ 半年、1年と
望む物件に出会わないと
(このままでいいのか?
 他のことをやるべきじゃないのか?)
自信が持てなくなる。

 
と、
会社、家族、自分
と苦労や喜びを分かちあえない
三重の寂しさを乗り越えなければならないからです。

 

「まぁ……
 言われてみれば、
 そうだったかな。

 確かに、
 今なら、
 笑い話レベルだけどね。
 で、ご自身はさ、
 どうだったの?」

 

私の場合、
大家さんを最初から目指したのではなく

今は亡き(平成10年8月21日自己破産)、
東証一部に上場していた総合商社の
大倉商事株式会社の中で

新規事業として
競売不動産の再販売プロジェクトを
実現するため、

実績作りとして
・入札し、
・落札し
・占有解除をし
・リフォームをし
・複数の不動産業者から販売価格見積書を取得

を3物件立て続けに
実行していましたから、
多少違いますが、

 

~会社では~
 → 何やってんだ?
  どうせ失敗する

~友人からは~
 → 付き合い悪いな。
  休みの日もないのかよ

~自分自身からは~
 → 今のままでいいのだろうか……

 
と、皆さんと同様に、
揺さぶられ続けました。

 
ただ、
負けず嫌いが沁みついた私は
皆さんと同様に諦めなかった。

 
いや、
正確ではありません。

諦めると、

稟議を出して
”競売不動産の再販売プロジェクト”
否決した当時の部長にせせら笑われるのが
死ぬほどイヤだったからかもしれません。

結果として

 「雨垂れ石を穿つ(うがつ)」

の故事と同様、
最初の関門である

所有物件ゼロ
から
貸家所有
そして
家賃所得の大家さん

にジャンプアップできたのです。

 

「時代が良かったからじゃないの?
 今ほど高くなかったし、
 そうでしょ」

 

不動産はいつの時代も

〇買うには高く
〇売るには安い

ものです。

 

当時は、
年々、不動産の価値が
安くなってゆく時代でした……

今年買うよりも
来年買う方が安いなら、
今年買う理由はさしてない。

 

しかも、
金融機関は
収益不動産への融資に
拒否感を示していて、

個人への融資は
実質不可能な状態でした。

 

「でもさ、
  安いなら、
  いいじゃない」

 

確かに、
首都圏の新築マンションの平均販売金額は
バブル期を超え家賃も上昇傾向です。

 

しかしながら、
貸家は
首都圏だけではありません。

そして、
地方の方々は
ご自身で居住していながら、

自分の街の将来を悲観し、
不動産投資に対して
後ろ向き……

今も、
まもなく30年になろうとする
バブル崩壊の後遺症を引きずっているのです。

 

「何が言いたいの?」
 

 
首都圏や都会で稼ぎ、
地方の一等地に立地する戸建を
格安で購入すれば、それでいい。

戸建の賃貸需要は
アパートよりも格段に高く、

入居すると、
10年前後は最初の店子さんが 
借り続けてくれますので
安定した収益を得ることが可能です。

 

「あっ、
 そう言えば
 最初の物件はさ、
 千葉の八街だ
 今も家賃が入ってるなぁ
 ありがたいことだよ」

 

流石です。

意図せず、
セオリー通りに進めているとは、
大家さん業に向いていらっしゃるのでしょう。
 

 
さまざまな障害を乗り越え、

☆貸家を取得し、

☆リフォームを実行し

☆店子さんから家賃の入金

と、
名実ともに大家さんなった際、
どうか忘れて頂きたくない
3つのアクションを
夏休みの最後にお伝えしたいと思います。

 

「3つのアクション……
 家賃が入ってくるようになったんだよね

 だったら、次の物件に
 向けてさ、気を緩めないように
 頑張れとか、
 そういうこと?

 わからん」

 

推奨させていただきたい
3つのアクションとは

 

<ファーストアクション>
家族への還元

<セカンドアクション>
初期クレームへの準備

<サードアクション>
店子さんへの行き過ぎた配慮は厳禁

 

以上の3つです。

 

「ははは、
 サンドイッチマンじゃないけど
 ”ちょっと、何言ってるか分からない”
 だね。

 特に、
 店子さんへの配慮は厳禁って、
 逆でしょ、真逆でしょ……
 違うの?」

 

まず、

<ファーストアクション>
家族への還元

ですが、
皆さんもいろいろ、

・反対意見
・皮肉
・否定的なニュース
などなどに

やりきれない想いを
抱かれ続けたことでしょう。

 

「そうだよ。
 大家さんなんて、夢だよ。
 それより、新築マンション買おうよ。

 もう買えなくなるよ
 とかさ、
 まぁ~、散々言われた。

 今は、
 ざまぁみろ~。
 やったぜぇ~って
 気分だね」

 

それは宜しくありません。

ご家族を味方にしなくてどうします?

 
そもそも、
不安定な未来を
安定させるために
大家さんを目指されたはず。

そう、
最大の動機は、
ご家族のためだったのではないでしょうか。

 
今からでも遅くありません。
本来であれば、
最初の家賃で

☆回らないお寿司屋さん
☆食べ放題じゃない焼き肉屋
☆帰らなくていい温泉

にご家族と一緒に行き、
皆さんに感謝して頂きたい。

 

「か、感謝って、
 邪魔ばっかりしてたんだぜ」

 

感謝の言葉としては、

~あなた~
「いや、ありがとうな。
 お陰で、大家さんになれたよ」

~おくさん~
「そんな……
 なんにも手伝ってない。
 それより、反対してたかも……」

~あなた~
「もしも、
 君が心の底から
 真剣に反対してたらさ、
 大家さん、諦めてたな。

 でも、
 そうじゃなかったろ?

 不安だったと思うけど、
 見守ってくれてたじゃない。
 だから、続けられたんだよ」

 
こうしたやり取りであれば、
奥さんに反論の余地はないはず。

つまり、
ご家族に
大家さんに成れたという
手柄を押し付けるのです。
 
すると、
ご家族の理解が進み、
家庭内では、
大家さんの話は、陽の目をみる。

皆さんは孤独から脱出できます。

 

次に

<セカンドアクション>
初期クレームへの準備

ですが、

入居してから2カ月~3か月までは、
店子さんからのクレームがあることをご理解願いたい。

 

「えっ、
 入居から2カ月か3か月って、
 リフォームした、ばっかでしょ。
 クレームなんて来るわけないでしょ」

 
確かに、
リフォームやクリーニングをしてから
入居募集しているので、
クレームなんてあるわけがない

そう、
思いたい気持ちは理解できるのですが、
リフォーム業者は長期間の稼働を確認していません。

しかも、
店子さんは
借りたばかりで貸家に慣れていない。

結果として、
ちょっとしたことで、
クレームを入れることがあるのです。

 
バッドアクションは、
リフォーム業者や店子の嫌がらせの 
責任として、大家さんが対処しないことです。

積極的に対処し、
早期解決を目指してください。

 

最後に

<サードアクション>
 店子さんへの行き過ぎた配慮は厳禁

ですが……

 

「ちょっと、何言ってるのか分かんないなぁ。
毎月7万、8万払ってくれているんだよ。
スナックだったら、ふと客でしょ。
配慮して当然じゃないの?」

 
確かに、
近隣のスナックで毎月7万、8万、
場合によっては10万を超える
お金を落とし続けてくれるお客さんがいたとしたら、

血液型から誕生日まで 
スナックのママだけでなく
チーママまで熟知し、
誕生日ケーキまで用意されること
間違いなしです。

 

「だろ? 
 だったら、貸家の店子だってそうでしょうよ。
 から言うじゃない。
 大家さんは親も同然って!」

 
熊さん、八っさんが登場する
江戸時代の落語のお話ですね。

あれは、どうでしょう?

そもそも、
落語作家は大家さんではなく
貸家暮らしですから、
大家さんには、こうあって欲しいという願望ではないでしょうか。

 

私の場合、
店子さんに

・暑中見舞い
・年賀状

も出していません。

 

「えっ?
 そうなの?
 オレは出してる
 いけない?」

 

お辞めになった方がよろしいでしょう。

 

「なんで?」

 

想像してください。

大晦日、
店子さんはあなたの戸建を
隅から隅まで大掃除なさる。

そして、
めでたい新年を迎え、
年賀状を見ていると
 
大家さんから……
 
そこに、

 

「今年もよろしく
 お願い申し上げます」

 

とか
なんとか書かれている。

どう思うでしょ?

中には、

 
(けっ、
 今年も家賃を払えってか!
 そうですよ。
 あんたの家ですよ。

 けっ、
 昨日の大掃除……
 なんだか、やる気がなくなった。
 こいつのためにやったような気がする)

 

と、
思われる方もいらっしゃる。

結果として、
早期退去に繋がりかねません。

大家さんの責任は
安定した住居環境の継続した供給であり、

店子さんの責任は
安定した家賃の支払いと
善管注意義務の使用です。

 
大家さんが責任を持つのは
店子さんではなく貸家そのもの。

そこを忘れてはなりません。

 

貸家第一主義!

それが、
貸家主義の
一丁目一番地です。

 

      藤 山 勇 司
 

=========================
大人気セミナー 開催決定!
=========================

競売不動産の名人 藤山勇司が教える
ゼロから学べる 初心者のための

「やさしい不動産投資入門セミナー」

https://goo.gl/QHpeDe

【日程】
 2018年 9月15日(土)13:30~16:30

【場所】
 東京・神田駅徒歩1分

【セミナー内容】
不動産投資の初心者に向けて、藤山先生が
「競売」を使って格安で物件を手に入れる方法をお知らせします。

 
– 競売を活用して、利回り20%を可能とする藤山流メソッドとは?

– こんな物件を買ってはいけない!藤山流物件選びの極意

– 競売で高利回りを達成している先輩受講生の 最新実例を公開

 
など、最新の競売事例も含んだ盛りだくさんのノウハウをお伝えします。

毎回、満席にとなりキャンセル待ちが出る大人気セミナー
あなたもお早目にお席を確保してくださいね。

詳細・お申込みはこちら!↓

https://goo.gl/QHpeDe

 

==============================

藤山勇司公式サイト ソーシャルリニューアルしました!

フォロー・友達登録募集中!
ソーシャル限定の特別なお知らせを配信予定です!

Facebookページ いいね!はこちらから
https://goo.gl/aHo31M

LINE友達登録はこちらから
https://line.me/R/ti/p/404xwZg6DJ

Twitterフォローはこちらから
https://goo.gl/MvgRuI

==============================

タイトルとURLをコピーしました