「託す想い2 」
9月27日、
安倍元首相の国葬儀が、執り行われました。
多くの弔辞の中でも、菅前首相の言葉。。。。
心に響きました。
7月の8日でした。
信じられない一報を耳にし、とにかく一命をとりとめてほしい。
あなたにお目にかかりたい、同じ空間で同じ空気を共にしたい。
その一心で現地に向かい、
そしてあなたならではのあたたかなほほえみに、
最後の一瞬接することができました。
あの運命の日から80日がたってしまいました。
あれからも朝は来て、日は暮れていきます。
やかましかったセミはいつのまにか鳴りをひそめ、
高い空には秋の雲がたなびくようになりました。
季節は歩みを進めます。
あなたという人がいないのに時は過ぎる。
無情にも過ぎていくことに私はいまだに許せないものを覚えます。
天はなぜよりにもよってこのような悲劇を現実にし、
命を失ってはならない人から生命を召し上げてしまったのか。
悔しくてなりません。
悲しみと怒りを交互に感じながら今日のこの日を迎えました。
しかし安倍総理…とお呼びしますが、
ご覧になれますか。
ここ武道館の周りには花をささげよう、
国葬儀に立ちあおうとたくさんの人が集まってくれています。
20代、30代の人たちが少なくないようです。
明日を担う若者たちが大勢、
あなたを慕い、あなたを見送りに来ています。
あなたは今日よりも明日の方が良くなる日本を創りたい。
若い人たちに希望を持たせたいという強い信念を持ち、
毎日毎日、国民に語りかけておられた。
そして日本よ、日本人よ、世界の真ん中で咲きほこれ。
これがあなたの口癖でした。
次の時代を担う人々が
未来を明るく思い描いて初めて経済も成長するのだと。
今あなたを惜しむ若い人たちがこんなにもたくさんいるということは、
歩みをともにした者として、これ以上にうれしいことはありません。
報われた思いであります。
2000年、日本政府は北朝鮮にコメを送ろうとしておりました。
私は当選まだ2回の議員でしたが
「草の根の国民に届くならよいが、
その保証がない限り軍部を肥やすようなことはすべきでない」
と言って、
自民党総務会で大反対の意見をぶちましたところ、
これが新聞に載りました。
すると記事を見たあなたは「会いたい」と電話をかけてくれました。
「菅さんの言っていることは正しい。
北朝鮮が拉致した日本人を取り戻すため
一緒に行動してくれればうれしい」
とそういうお話でした。
信念と迫力に満ちたあの時のあなたの言葉は、
その後の私自身の政治活動の糧となりました。
そのまっすぐな目、信念を貫こうとする姿勢に打たれ、
私は直感いたしました。
この人こそはいつか総理になる人、
ならねばならない人なのだと確信をしたのであります。
私が生涯誇りとするのは、
この確信において一度として揺るがなかったことであります。
あなたは一度持病が悪くなって総理の座を退きました。
そのことを負い目に思って
2度目の自民党総裁選出馬をずいぶんと迷っておられました。
最後には2人で銀座の焼鳥屋に行き、私は一生懸命あなたを口説きました。
それが使命だと思ったからです。
3時間後には、ようやく首を縦に振ってくれた。
私はこのことを菅義偉、生涯最大の達成として
いつまでも誇らしく思うであろうと思います。
総理が官邸にいるときは欠かさず、1日に1度、気兼ねのない話をしました。
今でもふと一人になると、
そうした日々の様子がまざまざとよみがえってまいります。
環太平洋経済連携協定（TPP）交渉に入るのを
私はできれば時間をかけたほうがいいという立場でした。
総理は「タイミングを失してはならない。やるなら早いほうがいい」
という意見でどちらが正しかったかは、
もはや歴史が証明済みです。
一歩後退すると勢いを失う。
前進してこそ活路が開けると思っていたのでしょう。
あなたの判断はいつも正しかった。
安倍総理。
日本国は、あなたという歴史上かけがえのないリーダーを
いただいたからこそ
特定秘密保護法、一連の平和安全法制、改正組織犯罪処罰法など
難しかった法案を全て成立させることができました。
どの一つを欠いても我が国の安全は確固たるものにはならない。
あなたの信念、そして決意に、
私たちはとこしえの感謝をささげるものであります。
国難を突破し、強い日本を創る。そして真の平和国家日本を希求し、
日本をあらゆる分野で世界に貢献できる国にする。
そんな覚悟と決断の毎日が続く中にあっても、
あなたは常に笑顔を絶やさなかった。
いつも周りの人たちに心を配り、優しさを降り注いだ。
総理大臣官邸で共に過ごし、
あらゆる苦楽を共にした7年8カ月。
私は本当に幸せでした。
私だけではなく、
すべてのスタッフたちがあの厳しい日々の中で、
明るく生き生きと働いていたことを思い起こします。
何度でも申し上げます。
安倍総理、あなたは我が国日本にとっての真のリーダーでした。
衆院第1議員会館1212号室のあなたの机には読みかけの本が1冊ありました。
岡義武著「山県有朋」です。
ここまで読んだという最後のページは端を折ってありました。
そしてそのページには
マーカーペンで線を引いたところがありました。
印をつけた箇所にあったのは、
いみじくも山県有朋が長年の盟友、伊藤博文に先立たれ、
故人をしのんで詠んだ歌でありました。
いまこの歌くらい、私自身の思いをよく詠んだ一首はありません。
かたりあひて 尽しゝ人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ
かたりあひて 尽しゝ人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ
深い悲しみと寂しさを覚えます。
総理、本当にありがとうございました。
どうか安らかにお休みください。
前日本国首相、菅義偉
菅さんの言葉、
胸に染み渡りました。
出会い
共に努力し
築き上げた日々を、言葉にし、
そして、
今の気持ちを真正面から口にされ、
最後は、
慰労されています。
私は、
人生は、限りあがるからこそ、
貴重で
尊く
美しい
と、思っています。
もしも、
永遠に生きるとしたら、
己の経験を次世代に引き継ごうとしません。
欲と引継ぎは、
対局にあります。
限りある命は、
私欲の虚しさを、真正面から表しているのではないでしょうか？
菅さんの弔辞を耳にし、
間近で見続けてこられた人だからこそ、
安倍晋三、前日本国首相の人となりを知ることが出来ました。
翻って、
独裁主義もしくは権威主義国家のトップはどうでしょう？
引継ぎなどどこ吹く風、
対局に位置する
””私欲””に、身を任せ、やりたい放題です。
短い時間であれば、
私欲に支配された勢力は、
引継ぎをベースにした人々を支配するかもしれません。
しかしながら、
50年、100年、200年の単位で俯瞰すると、
全体主義や独裁体制は廃れ、
引継ぎをベースとした社会が圧倒します。
なぜなら、
人類を人類たらしめた基盤は、
先祖代々、
文字
技術
科学
芸術
文化
を、引継ぎ、
発展し続けたからこそです。
””大家さん””は、
生活を安定させる基盤です。
☆含み益大家道☆
を多くの方に引継ぎ、
文化として、根付かせる。
私の想いです。
貸家主義に幸あれ！
さて、
大ロシア帝国復活！
ミンスキーミールという”私欲”に身を任せ、
ウクライナ侵攻を始めたウラジミール・プーチン。
中国の夢！
中華帝国復活という”私欲”に身を任せ
台湾併合を虎視眈々と狙い続ける習近平。
どちらも、
80年前に、世界を悪夢に陥れた帝国主義のまま、思考を停止しています。
当然の事ながら、
西側陣営は、反発し
ウクライナと台湾に
軍事では、武器売却、訓練供与、情報提供
経済では、資金援助、半導体同盟、関税優遇
協定では、政治家交流、経済協定、準軍事同盟
などなど、
表面上だけでなく、
表に出ない極秘裏の協力にも躊躇しなくなっています。
なぜでしょうか？
一言で申せば、
私欲にまみれた”狂人”に付き合っていられないからです。
独裁者は、
オツムの出来はともかく、
★政治能力に優れ
★冷酷で決断力があり
★闘争に勝ち続けて
自分の能力に疑いようのない状況です。
一方、
西側諸国の政治家は、
お金や異性にだらしなく、数年で次々と変わってゆく。
覚悟もなく、能力もない、民衆の支持を
受けているかどうかも分からない。
少しのエサ（お金や政治的妥協）で尻尾をちぎれんばかりに振ってくる、
独裁国家のトップが
西側諸国の政治家や経済人を見続けていると、
（あいつらはバカだ。オレの方がすごい。
ならば、西側諸国は、オレに逆らうはずがない）
と、誤解しても仕方がないのかもしれません。
しかしながら、ご指摘したい。
彼らの判断基準は間違っています。
西側諸国の政治家は、
政治的トップであっても完全な支配者ではありません。
自由主義陣営の
本当の強さは、
大衆です。
自由闊達に意見を交換し、
より良き明日の為に、努力し続ける民衆こそ、
自由主義陣営の本当の強さです。
それぞれが、
それぞれの立場で、明日の為に、将来の為に、子供や地域の為に
決して、己の私欲の為だけじゃなく、
☆汗を流し、
☆笑い
☆称え合う。
1人1人の努力は、芥子粒のような一滴かもしれません。
しかしながら、
数百万、数千万、数億の民の力は
大河のように、
明日に、未来に繋ぐ
夢を魅力的に形造るのです。
ロシア・ウクライナ侵攻
＜ウクライナ＞
9月に始まったウクライナ軍による本土奪還作戦は、
10月になった今現在も進行中です。
ロシアに隣接するハルキウ州を完全奪還したウクライナ軍は、
要衝リマンを解放し、
ルハンスク州のセベロドネツクにも足がかりをつけました。
また、南部、
2月24日に攻略されたへルソン州においても、
ドニプル川西岸地域は、
補給路である3本の橋梁をハイマースなどで破壊し、補給路を遮断！
2万人のロシア兵を孤立させ、降伏を勧告しています。
ウクライナは、
多連装ロケットシステム砲・ハイマースだけでなく、
航空優勢を確立させ、空爆も開始し、
ロシアの物流拠点、軍司令部、駐留ポイントを破壊し続けています。
さらに、
10月1日には、アメリカのレンドリース法が施行され、
より強力な武器や弾薬が次々とウクライナに到着します。
驚くことに、
ウクライナは、ロシアによる4州
（ドネツク州・ルガンスク州・ザポリージャ州・へルソン州）
併合宣言と同時に、NATO加盟を申請しました。
NATO加盟には、領土紛争がなく、
汚職や腐敗がないことが条件であり、
現在のウクライナにNATO加盟申請の資格はありません。
しかしながら、
国際法を無視した主権国家の一方的併合を断行したロシアに
非難が集中している当時に、NATO加盟申請。。。。
むべもなく拒絶することは困難です。
ゼレンスキー大統領個人の判断とは思えません。
＜ロシア＞
踏んだり蹴ったり、四面楚歌、絶体絶命
ウラジミール・プーチン大統領の心情は、どのようなものでしょうか。
ロシアの戦略ベースは、
圧倒的砲撃で敵対拠点を焦土化し、
大量の戦車で攻め込み、歩兵で残党狩り。
傀儡政権を祭り上げるか、住民投票を実行し併合。
双方が納得したのだから、戦争犯罪はゼロ。
短期決戦で勝利することをベースとする戦略です。
ところが、
喜劇役者であったゼレンスキー大統領は、
ウクライナ侵攻前、支持率は30％を下回り、
20％さえ切ろうとしたにもかかわらず
見事に戦時の大統領を演じ切り、
国外逃亡するどころか、指導者として、苦境をしのぎ、
西側諸国の政治家、大衆にリモートで訴え、
世界世論を味方につけました。
ロシアは、
ウクライナの精密砲撃、ジャベリン、空爆、
特殊部隊などなどにより、補給路を寸断され、
19万人の兵力の内、9万～10万人の死傷者を出し、
1,000キロ以上の戦線を維持できなくなったのです。
国民には、ウクライナへの軍事侵攻は、
「特別軍事作戦」であり「戦争」ではない。
だから動員はしない。と言っていたにも関わらず、背に腹は代えられない。
プーチン大統領は、
9月27日に、30万人の部分動員令に大統領署名し、即日交付しました。
さらに、9月30日、
へルソン州・ザポリージャ州・ルガンスク州・ドネツク州
4州、ロシア併合要請の住民投票を強行したのです。
「4州は、永遠にロシア国民である。
本土への攻撃は全ての武器を使用し守る
これは単なる脅しではない」
核兵器の脅し付きで、併合への大統領令に署名し、国会に付託。
国連で、
4州併合は無効であるという決議を求めたのですが、
ロシアは拒否権を使用し、
国連の機能不全を再び世界に晒しました。
さらに、
ロシアからドイツに至る天然ガスパイプライン
ノルドストリーム1・2同時に3カ所破壊事件後に1カ所、
合計4カ所の破壊事件が起こりました。
発生場所は、バルト海のデンマーク領ボーンホルム島の北東です。
爆発規模は、スウェーデンの地震研究所によると
ダイナマイト換算で100キロ。
当時の衛星画像によると、
ロシア艦船が停泊しており、
ロシアの偽旗作戦が濃厚です。
現在、ノルドストリーム1・2はいずれも稼働を停止しており、
この先も、数年は見込みがない。
ならば、天然ガスパイプラインを破壊し、ガス価格を上げ、
中国やインドに売却しているガス価格を上昇させたい。
ワンチャン、アメリカに濡れ衣を着せることができれば、
ウクライナへの武器供給をストップさせることがきる。
KGB出身者の考えそうなことです。
ところが、
ここでもプーチン大統領の思惑は外れ、
ドイツは、ロシアにエネルギーを依存する危険性に気付き、
今後は、ロシアに頼らない政策を推進すると発表。
EUトップもこれは、テロ行為だと、
ロシアに非難声明を出しています。
さらに、
プーチン大統領の部分動員令は、
他人事的にウクライナ戦争を見ていたロシア国民も尻に火が付きました。
IT技術者は金融工学など、海外でも需要のある人々は、
次々とロシアを出国。
脱出した人数の総数は20万人を超えます。
さらに、ダゲスタン共和国など、
ロシアの少数民族共和国では、暴動が発生し、パルチザン活動が活発化。
ロシアの重しが取れたアゼルバイジャンとアルメニアでは
国境紛争が勃発しています。
しかも、
部分動員された人々を訓練する「教官」や「施設」はなく、
動員された翌日に戦線に駆り出されているロシア国民も存在し、
動員後3日で、ウクライナに降伏し、
捕虜になった人々もいるのです。
全てが茶番であり、思い付き、
面子のみで行動していると言っても過言ではないでしょう。
またまた運の悪いことに、
3月21日に、破産に関するモラトリアム（猶予期間）告知し、
4月1日からを施行していたのですが、
6ヵ月経過した
10月1日に延長をしなかったため、
10月2日から破産法が復活しました。
今後、ロシア国内で破産が連発されるのではないかと、
推測されています。
疑問に感じます。
ロシア国内には、ウクライナに親戚や知人が多数存在します。
なぜ、ウクライナ侵攻当初から、
反戦運動が大きくならなかったのでしょうか？
ここには、
ロシアの基本的国民性が影響しています。
第一（無秩序よりも独裁を好む 独裁体制の中での自由こそが本当の自由）
ストロングマン信仰
ロシア国民の多くは、自由とは無秩序と認識されている。
無秩序になると、犯罪は多発し、安心して生きていられない。
ならば、息苦しくても、独裁体制の方がいい。
第二（迷信が日常生活の中に息づいている）
家の敷居に足をかけない 空いた瓶はテーブルの上でなく下に置く
第三（独善的）
自分が正しい。
自分が正しいのに、相手が受け入れないのは、相手が間違っている。
例：チェコ侵攻 プラハの春
ソ連が大量の戦車でチェコを侵攻したとき、
「俺たちはお前たちが大好きなんだ。
なのに、なぜ、
こんなに大量の戦車で攻め込まないと
分かってもらえなかったのか、オレは悲しい」
サイコパスとしか、言いようがありません。
＜中国＞
中国経済は、
中国共産党による、
★ゼロコロナ政策
★土地使用権売却半減
★ウイグル人 強制労働問題
★高度半導体輸入禁止
（AIチップ 28ナノメートル以下の半導体 製造装置）
★元安 1$7元を大幅に超える（10月3日現在1$7.15元）
により、青息吐息です。
改革開放から内循環路線に変更しようともがいています。
事実、
〇4兆ドルを超えていた外貨は1年で1兆ドル減少し3兆ドル
〇穀物価格は、商品価格上昇に加え元安で大幅に高騰
〇相次ぐ、都市封鎖により、
外国企業が中国から東南アジアやインドにシフト
〇不動産暴落により、金融システムが瓦解寸前
（恒大集団破綻など）
〇地方政府はのきなみ、財政赤字
〇景気は低迷し、地方公務員の給与は半減
〇大学を卒業した8割は無職
にもかかわらず、
中国共産党は10月16日に、党大会を開催する予定です。
習近平国家主席は、3期目に突入する予定です。
彼の最大の宿題は、台湾併合。
これから先5年の間に、必ず着手することでしょう。
ところが、中国の武器携帯はロシアの劣化版です。
物量は多いものの、精度や耐久性は格段と劣っています。
ウクライナに苦戦したロシアのように、
中国も台湾に苦戦するのではないか、
今一つ、勢いは落ちています。
そして、彼は、
「国家は1つ 政権は1つ 指導者は1人」
という、標語を拡散しています。
中国国民ではなく、中国共産党の維持発展こそ、至上命題であり、
鎖国に似た国内体制である、内循環への道を強化するのかもしれません。
その際、
中国に進出した企業の製造設備や技術にノウハウは、
奪い去られることでしょう。
中国に物流拠点や製造拠点があるならば、
今の内に損切りすることです。
うかうかしていると、全ての資産を失いかねません。
対するアメリカはどうか？
＜アメリカ＞
私が、現在の世界を俯瞰すると。。。
ロシアの軍事力を
ウクライナというすり鉢で、徐々にすり潰し、無害化したい。
しかる後に、
アメリカの覇権に敢然と挑みかかった
中国共産党を屈服させる。
上記戦略が全ての作戦のベースになっているように感じます。
事実、
アフガニスタンから無様に撤退し、
ウクライナに派兵しないと、ワザと会見で発言したのは、
プーチンに
ウクライナ侵攻を実行させるためではなかったでしょうか。
そして、
中国とソ連が仲睦まじくしている様子を
北京オリンピックで世界中に配信したのは、
中国に甘いEUに見せつけるためではなかったのか。
さらに、
国際人権委員会の委員長が退任する2日前に
ウイグル弾圧人権報告書を提出したのは、
人権問題に厳格なEUに有無を言わせない切り札になりました。
バイデン大統領は、
ウクライナ侵攻前と違い、
昨今のコメントには、対決姿勢がありありと出ています。
例えば、
「核兵器の使用により放射能汚染がNATOに
1インチでも侵入したならアメリカはロシアに報復する」
「アメリカ政府はロシア在住米国籍アメリカ人の退去を勧告」
「台湾に前例のない武力侵攻があれば、
アメリカは派兵を伴い台湾を防衛する」
しかも、10月1日からレンドリース法を開始し、
アメリカ製戦車の供与を表明し、
200キロを超えるロケット砲や弾薬の供与も予定に含めています。
この際だ、
敵対する国家は、残らずたたきのめしてやる！
バイデン大統領の裏で作戦を練る、
軍部の固い決意を感じます。
ネオコンとべったりのアメリカ民主党は、対決姿勢をあらわにしています。
＜日本＞
日本のメディアの掌返しにより、
支持率が急落した岸田政権ですが。
フラットな視線で見た日本はどうでしょう？
例えば、円安は日本にとって毒がクスリかと問われ、
明確に答えにくいのは、皆さまご存じの通りです。
・円高の場合の対策
1.最終製品から核心部品や素材に
BtoC→BtoB
2.国内製造工場を縮小し海外生産に
・円安の場合の効果
1.海外生産拠点を縮小し、国内回帰
2.外国籍企業が日本に製造工場投資
3.電力供給の安定化
4.国際金融市場拠点に日本を指定
5.移民受入施策の実行
製造業はすそ野が広い。
中国経済を土地使用権の売却が支えていたように、
日本の経済を支える屋台骨は、
製造業（物品・コンテンツ・ソフトウェア・知的財産などなど）です。
これまで、
製造業の利益は大きく分けて、
☆内部留保
☆海外投資
☆国内投資
の3つに振り分けられます。
円高の場合、内部留保と海外投資に振り分けられ、
国内投資に回される金額が少ないため、
給与は増えず、物価も上がりませんでした。
一方、
円安になると、
国内投資した方が、リターンが多いため、
内部留保と海外投資が減少し、
国内投資が増え、
給与は上がり、物価も上昇します。
政府も金融関係者も
この簡単な理屈はわかっていました。
しかしながら、
円安になると日本がより強くなってしまうため、
円安への為替介入には厳しく、
円高への誘導は放置という姿勢を
アメリカやイギリスは取り続けてきたのです。
ところが、
化け物じみた中国共産党が無視できなくなると、
日本の存在が急浮上してきました。
アメリカから見ると、
敵である中国の敵の日本は味方。。。
結果として、
日本の円安は既定路線となりました。
令和の高度経済成長が約束された日本だからこそ、
アメリカのマイクロンや台湾のTSMCは
長期運用しないと投資メリットのでない
半導体工場を日本に建設する決断をしたのです。
さらに、
☆日・台・米半導体同盟始動
☆10月11日、海外渡航客規制解除
☆コロナ・全数カウント停止
インバウンドを経済成長の更なる起爆剤に
取り入れようとしています。
今後の注目企業は、川崎重工。
オーストラリアの褐炭から水素を蒸し焼きにして
水素を抽出し、日本に輸入するプロジェクトを開始しました。
運搬船は、水素を液化した状態で輸送する
「水素フロンティア」輸送量は75トンと小規模ですが、
商業ラインに乗ったプロジェクトです。
褐炭や泥炭から
水素が取れるとなると、石油に匹敵するエネルギー分野の構築です。
多種多様な特許を取得していますので、
当面の成功は確約されています。
これを可能にしたのは、
魔法瓶の究極系である輸送タンクです。
100度のお湯を輸送タンクに入れ、1ヵ月後の温度は99度！
LNG運搬船で培った技術を液化水素にも応用した代物です。
ちょっとやそこらで真似のできる輸送技術ではありません。
9月29日、
三菱重工は電力4社と共同で革新軽水炉「SRZ-1200」の
プラントのコンセプトを確立し、今後、基本設計を進めていきます。
「SRZ-1200」は革新軽水炉のうち120万kW級の発電炉であり、
「安全系設備の強化」
「地震、津波など自然災害への耐性」
「テロや不測事態へのセキュリティーの強化」
などといった安全性、信頼性向上について、
福島第一原子力発電所事故の教訓を反映した
新しい規制基準を踏まえ開発中です。
離島やへき地、特定製造工場向け、
三菱重工の超小型原子炉（マイクロ炉）を含め、
日本企業は原子炉開発に本気です。
エネルギー輸入国である日本のリスクを
軽減するアクションだと考えます。
円安基調が安定化する日本には、
製造業が復興し
国際金融市場が定着し
移民が増加します。
私達は、
続々と来日する
外国人労働者が底上げする日本の賃貸業界を担う
貸家を安価に良質に仕上げ
毎月安定した家賃で
ご家族の笑顔を守って参りましょう。
皆様とともに。
あわてず
あせらず
あきらめず
一歩、一歩、
共に歩めれば幸いです。
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