「人の寿命と建物の寿命」

 

「人の寿命と建物の寿命」

 

昨夜、

『踊る さんま御殿 春の3時間スペシャル』に、

中村雅俊さんが出演されていました。

 

(えっ、中村さんって70歳なんですか?見えなぁ~い)

 

「そうや、オレと5歳違いやからなぁ」

 

(中村さんの方が、若く…)

 

「そういうこと、言うな!あほぉ~」

 

なんて、やりとりにゲラゲラ笑っていたのですが、

ハッと、気づきました。

 

私が広島県呉市の北部に鎮座する、

標高737mの灰ケ峰の登山口周辺にいる頃。

70歳をこえる人は見かけませんでした。

それどころか、

50を過ぎた人々は

 ・髪は吹き飛ばされ

 ・歯は抜け落ち

 ・シワに攻め込まれ

 ・腰は曲がり

 ・ヨボヨボと歩き

パッと見、「老人」でした。

 

「昔はさ、労働が過酷だったんだよ。

 だから、定年だって、55歳前後だったろ。

 自衛隊の定年なんて53歳だったもの」

 

確かに、

肉体労働からデスクワークへの移動は

目覚ましいものがあります。

身体への負担が軽減され、

食事内容も良くなり、

寿命が延びた。

 

一見、非の打ちどころがない理論のように思えますが、

それだけではない。

 

「じゃ、何が原因だって言うの?」

 

☆☆寿命が延びた主要因は社会の高度化☆☆

ではないのか?

そう、考えています。

 

「おんなじ事でしょ。

 ハイスペックになったからさ、

  ☆過酷な工場労働は、産業機械が代替したし

  ☆スマホにネットで情報収集も楽になったし

  ☆世界中の食べ物が食べられるようになったし

  ☆サプリメントは当たり前になったし

  ☆ガンだって、克服しそうじゃない

 そりゃ、寿命も延びるよ」

 

卵が先か

鶏が先か

議論が分かれるところですが、

そうした、高度社会で社会人になるには、

一昔前とケタ外れの

知識を取得し、先進機器を使いこなせなければ、

個々人の望む就職口はありません。

   

一方、

江戸時代の元服は13歳頃でした。

13歳、世の中で必要な知識やスキルは一応取得したとされる年齢であり、

そこから数年もすれば、嫁取りの年齢になっていました。

 

明治・大正になっても、

12歳で卒業する小卒の最終学歴は珍しくありませんでした。

高校に進学する人は、限られた階級に属する方々であり、

大卒の人なんて雲上人だったのです。

 

親からすれば、

15年もすれば、子育ての責任は果たし、

その後は、子供たち、それぞれの人生ではなかったでしょうか?

 

「何が言いたいの?」

 

独断と独善で申し上げますと、

人の寿命を延ばした

最大の要因は、

大人になるまでの年数が長くなるほど、

社会が高度化したから。。。

 

そう、思っています。

 

「聞いたこともない珍説だね。

 なんで、そう思ったの?」

 

令和どころか、

平成の時代も

95%の子供は高校に進学しています。

 

もしも、

高校卒業時の知識を備えたまま、

江戸時代にタイムスリップしたとしたら。

間違いなく、

平賀源内さんなど、足元にも及ばない大天才です。

それだけの知識を

一般人が当たり前に取得しているのが、

現代です。

 

「いやいや、

 原宿や渋谷で遊び回ってる奴らは違うでしょ」

 

スマホを使いこなし、

写真を加工し、動画投稿し、世界中に発信しています。

ご存知でしょうが、

原宿発の「かわいい KAWAII」は、今や世界共通語です。

  

一見、おちゃらけているように見えて、

江戸や明治そして大正どころか昭和30年代からしても

大天才であることは疑いようがありません。

 

親は子供が社会に受け入れられるまで

養育しようとします。

恐らく、それは本能に組み込まれているのでしょう。

子供も、

自分が社会に出る実力が備わるまで

親には生きていて欲しいと、「願う」!

もしかすると、

子供の期待と願望が親の寿命を延ばしているのではないのか?

そう思えるのです。

 

現代ほど知識やスキルを必要としない、平安時代中期(1008年)、

紫式部によって記された「源氏物語」。。。

30歳を過ぎると、もはや老齢であり、40歳を超えると隠居です。

わずか、1000年で、激変したと言っても過言ではないでしょう。

貴族ですから、食事も良く、労働なんてしませんから肉体的負担もない。

にもかかわらず、老いは周辺の人々と変わりなく進んでいた事実が見て取れます。

 

「なるほどね。

 でもさ、子供のいない人はどうなの?

 一生、独身の人も寿命は延びているでしょ」

 

ところが、

一生独身の人と、子育てをした人の寿命には5歳~8歳の寿命の違いがあります。

もちろん、子育て派の人の寿命が長いのは言うまでもありません。

ただ……。

 

「ただ、何?」

 

人は子孫繁栄だけでなく、文明の伝達も同時に担っています。

 ☆仕事を後進に伝える

 ☆取引先が期待する

 ☆患者が待っている

などなど、第三者が対象者の健康を「願う」この想いも

人の寿命を延ばしていくのではないのか?

そう思えます。

 

なぜなら、

71歳で亡くなった、私の父親がそうでした。

亡くなる2年前、第2の就職先を退職した途端、心身ともに変調を

きたしました。

 

母親から

 

「お父さん、年賀状がさ、400枚から20枚になって、落ち込んでるの」

 

と、連絡があり、

次の連絡では、直腸癌が発見され、

数か月後にこの世を卒業しました。

 

周囲からの期待こそ、

生きる糧の原点ではないのか、

そう思える出来事でした。

 

では、建物はどうでしょう?

木造建物の法定耐用年数は22年です。

工務店は、築20年を超えた建物の修理を行う際、

 

「そろそろ、どうです?建て替えませんか。お安くしますよ」

 

なんて無責任な言葉を口にしますが、

工務店の親父が裸足で逃げ出す事実があります。

 

『柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺』

 

正岡子規が詠んだ俳句の主題である

世界最古の木造建築である「法隆寺」

の創建は、西暦607年です。 

  

☆ ☆築1414年!☆ ☆

 

木造耐用年数22年を

な ん と

64.27回繰り返しています。

 

「そりゃ、昔の建築技術が優れていたんでしょ」

 

これも、おそらく

人々の、しっかり建っていてくれと「願う」

想いではないでしょうか。

関係者にとって、

法隆寺があるとないとは大違いです。

参拝客の壊滅か、継続かに直結するからです。

 

皆さんが所有する貸家も同様ではないでしょうか?

 

築30年を過ぎた?

何をおっしゃるウサギさん。

法隆寺に笑われますよ。

 

毎月、皆さんに法隆寺と同様、

家賃を届けてくれるありがたい存在です。

共に、この先も進んでは如何でしょう。

「願う」気持ちは、

皆さんの貸家にも届くはずです。

 

以上、“さんま”さんに心底笑わされた翌朝に想うこと
 
    藤 山 勇 司

 

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